【証券会社選び】すべてはここから始まった、フィデリティ証券の「積立投資」

資産運用

社会人になって落ち着いたころ資産運用を意識し始め最初に利用したのは、

フィデリティ証券です。投資生活のスタートはここからでした。今回はなぜこの証券会社を選んだのか、特色や運用実績などを紹介したいと思います。

なぜフィデリティ証券を選んだのか?

フィデリティ証券株式会社

フィデリティ証券は世界有数の独立系資産運用グループの一員ですが、日本の中ではあまり名前を知っている方では多くないと思います。知っている人は資産運用をしているか金融系にお勤めの方ではないでしょうか。外資系投資銀行や投資ファンドで有名なものは日本では紙面に載りますが、フィデリティはあまり載りませんね。(最近では「東芝」をめぐり、海外の投資ファンドが争奪戦を繰り広げていると大々的に報道されています)

私はこの証券会社から投資生活をスタートさせたわけですが、利用して9年ほどになります。それではなぜフィデリティ証券を使ったか。それは、

ファンド積立「ステップ・BY・ステップ」が便利だからです。

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今でこそ投資信託や株式、リートなどの積立は定番となっていますが、少し前は面倒な手続きをしなくてはなりませんでした。主な流れとして、

 証券口座の開設⇒積立の銘柄を決める⇒口座に入金する⇒銘柄を買う⇒口座に入金する⇒銘柄を買う⇒口座に入金する…

となりますが、この入金作業が一番面倒であり、長く続ける積み立てでは一番のネックでした。銀行のATMで現金を下ろして、証券口座に入金をする。そして残高が少なくなってくればまた足を運び、入金する。口座振込をすれば楽ですが手数料が発生します。

人間は面倒くさくてお金がかかること(不要なコスト)は長続きさせません(笑)

しかし、ファンド積立「ステップ・BY・ステップ」は銀行口座から証券口座への振込が自動的に行われます!買いたい投資信託の銘柄を選び、月に売買する金額をサイト上で登録するだけで後は口座への入金と銘柄の購入が自動的に行われます。もちろん口座振込の手数料などはかかりません

今ではネット証券の多くは自動入金(スイープ)を行えるところが多いですが、当時では本当に斬新で便利なプログラムでした。銘柄の長期保有により資産を増やしていくということには最適な方法です。

フィデリティ証券の特色とは?

個人的な意見ではありますが、フィデリティの特色を挙げてみると、

  • 投資信託に特化した証券会社
  • ポートフェリオや資産管理など見やすいWEBページ
  • 600本以上のファンド(投資信託)を持つ
  • 購入手数料がかからない(ノーロード)、低い

とても資産運用初心者の方にはおすすめできる特色です。そもそも投資信託は株式や外貨、ゴールド、コモディティなどに比べてリスクが低いことが多いです。じっくりと時間をかけながら資産を大きくしていくことに効果があると考えています。

また時間をかかるのでそこに発生する手数料などのコストは最小限に抑えなくてはなりません。一般的に投資信託は、

買って手数料、持って手数料、売って手数料と手数料まみれです(笑)

もちろんそれぞれの手数料は微々たるものですが、10年20年も続けるとバカになりません。その点、フィデリティ証券では投資信託への購入手数料はかかりません。長期保有するにはありがたいことです。

またWEBサイトがとても見やすいのは良いポイントです。ネット証券と言えば、SBI証券などが挙がってきますがSBIのサイトは非常に見ずらいです…デイトレートや株式の個別銘柄をするために毎日、さまざまなデータをチェックしたりする方にはいいと思いますが、月に数回サイトをのぞく人にとっては必要な情報がすぐに見つかりません。

SBI証券の取引手数料やクチコミ・評判は?口座開設方法なども解説 | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン
SBI証券のトップ画面
フィデリティ証券株式会社様 | 大和総研
フィデリティ証券のメインページ画面(大和総研HPから)

フィデリティ証券でやらない方がいい事

投資信託に特化しているというのはお伝えしました。投資信託で積立をしたいと考える人にとっては、有力な候補になります。しかし、株式やETFなどの購入ではフィデリティ証券を使わない方がいいと思います。それは株式やETF(上場している投資信託)などを買う場合は、大きな手数料がかかるからです。

株式などを買うたびに最大1500円の手数料が発生してしまいます…ETFは運用管理費用が極めて低く人気がありますが、購入で多くの手数料を払っていては意味がありません。

また外国株式の購入はできないので、アップルやフェイスブック、テスラの株式がほしい人はほかの証券会社を利用する以外に手に入ることはありません。

私は投資信託はフィデリティ、外国株式はSBI、国内株式はネオモバイルなどと使い分けています。


最後にフィデリティ証券で保有している投資信託の状況を紹介します。

ファンド名分類運用管理費用
(持つ手数料)
信託財産留保額
(売る手数料)
SMT グローバル株式インデックス・オープン海外株式0.55%程度0.05%
フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)不動産投信1.54%程度0.30%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)海外株式0.0968%程度なし

グローバル株式とUSリートは初期から余裕しており、S&P500は最近積み立てを始めました。S&P500は設定(販売)されたのは2年ほど前ですが、手数料の低さは圧倒的です。投資信託も社会の変化に合わせて進化していきますので、柔軟に購入する割合を変えていくのがいいと思います。

現時点でグローバル株式の損益は+77.9%、USリートの損益は+4.1%となっています。これまではこの2つのファンドを月3万円で積み立てていました。コロナ禍で急落した時はありますが、その時に安く購入することができたので現在では大きな含み益が出ています。

損益を見てもらえれば、いかに手数料の違いが結果として大きく表れてくるか良く分かります。

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