住宅ローンは繰り上げ返済する方がよい!?

住宅

我が家は新築で3年目を迎える一戸建てです。ふと、「家でも建ててみようかな」と考え始め2か月後にはハウスメーカーと請負契約書を交わしていました。

契約後の5か月後には住居が完成し、新しい生活をスタートさせました。音速で契約・施工・引っ越しが進んでいきました!

ハウスメーカーで建てたので、建物・土地を購入するために住宅ローンを借り入れ今も返済しています。ちなみに選んだメーカーは「セキスイハイム」です!個性的ですが大好きです。おうちの詳しい話は別の回で!

ハイム宇都宮西展示場 | 宇都宮市の住宅展示場・モデルハウス | ハウスメーカー | 栃木セキスイハイム

人生における三大支出に挙げられる住居費ですが、大変大きな支出となります。特にローンを組むことを避けた方が良いと考える、金融リテラシーの高い人が多い中でなぜ一戸建てを新築したのか書きたいと思います。

  1. 戸建てしか味わえない住居の空間がある
  2. 住宅ローンが低金利で利息がそれほど大きくならない
  3. 住宅ローン減税で借入額の約10%が還元される(10年間で)
  4. 夫婦共働き+子供なしで家族の人数がほぼ確定している
  5. 平凡な生活に刺激を与えるため

以前は2LDKのマンションに10年ほど住んでいました。広いリビングで家賃も7万ほどと安くいい物件だと思います。

しかし、新築戸建てしか味わえない最新基準・設備・建材が作り出す空間があります。例えば断熱性です。マンションでは結露を繰り返すほど冬は冷え込み、ストーブなしでは生活できませんでした。一方、戸建ての方では室内空間はほぼ一定に保たれ部屋によって温度が違うということはありません。

次にローンの金利が低いというのは魅力ですが、少し注意をしなくてはなりません。低金利=需要が伸びる、ということです。言い方を変えれば、需要が上がると価格が上がります!金利が低いというのは借りやすいですが、住宅の価格が上がってしまうので悩みどころです。今回利用した住宅ローンは年利0.75%(35年固定)ほどです。住宅ローン控除は1%ですので、金利で払う額よりも還元される額の方が大きくなります。

また我が家の家族人数は変化しない可能性が高いので、将来の収支の予測がしやすいことも後押ししています。子供なしでは学費など大きな出費はかさみませんし、夫婦で定職についており決まった収入があります。

よく世間では、賃貸派?マイホーム派?などで比べられることが多いと思います。私が持っている結論としては、住居費を最小限にしたいのなら賃貸、住居での幸福度を上げたいのならマイホームだと思っています。

だから私は、新築戸建ては”浪費””ぜいたく品”として考えていますし、住居費に見合った見返りがあると思っています。

それでは今回の本題「住宅ローンは繰り上げ返済する方がいいのか!?」に入ります。

結論 繰り上げ返済はしないで、ローン金利以上の利率でそのお金を運用する

考えたのは、住宅ローン控除が終わる11年目に還元されたお金、貯蓄の一部をまとめた方が得をするのかということです。控除はローン残高の1%に対して税額控除が行われます。そのため10年は繰り上げせずに税制を利用します。

その10年間にためておこうとしているのが、還元されたお金と返済用の貯蓄です。10年間でたまる額は以下になります。

1年分10年分10年間でためるお金
ローン控除額年40万円400万円総合計
貯蓄年72万円720万円  1120万円

この1120万円を繰り上げに充てると、約10年返済期間が短くなり約400万円の利息が少なくなります。しかし、この額を年利2.0%で20年間運用するとすれば運用益は約550万円となります。

このように低金利の場合、繰り上げ返済に充てる資金を運用した方が金銭的に得することが多いと思います。先ほどは年利をかなり低めの2.0%で計算していますが、金利を上げることができればさらに運用益は大きくなります。

さらに住宅ローンには団信があります。(被保険者が死亡した場合などローン残高がすべて保険金で支払われる)万が一、繰り上げ返済していた場合に返済している人が死亡した場合は残るは家だけです。しかし、繰り上げ返済をしていなかった場合は現金と家が残ります。

今は繰り上げ返済するべき状況ではありませんね。ご参考にしてください!

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