SBI証券VS楽天証券ーSBIは信託報酬が実質無料へ

資産運用

ネット証券と言えば、SBI証券と楽天証券が有名でたくさんのユーザーを抱えています。証券会社の開設で迷っている方は、どちらかを選べばまず間違いないです。国内では2強のネット証券です。

最近では楽天証券がSBI証券をものすごい勢いで追っています。投資信託を楽天カードで購入すると1%のポイントが付くなど、投資の初心者が楽天証券から始めることが多いです。そんな中、SBI証券も新たなサービスを出しました。

SBI証券で持っている投資信託の信託報酬が実質無料です!

投資信託にかかる信託報酬とはなにか?

投資信託はさまざま場面で手数料が発生します。

買う手数料(購入時手数料)⇒保有する手数料(信託報酬)⇒売る手数料(信託財産保留額)

その手数料の中で実質無料になるのは、「信託報酬(運用管理費用)」です。この費用は投資信託を持っている限り発生するものです。

投資信託にはさまざまな金融商品が含まれています。A株、B株、C株などあり、それぞれ値動きをしていきます。A株が上昇して、C株が下落などです。そんな時は投資信託をメンテナンスします。A株の上昇分を売却し、C株の下落分を購入するなどです。

いろいろな有価証券(株式、債券、社債など)が含まれている投信だから発生する費用ですね。それが「信託報酬(運用管理費用)」です。

なお、細かい話ですが信託報酬をさらに3つに分類することができます。信託報酬をもらう3つの会社です。

信託報酬をもらう3つの会社
  1. 販売会社 投資信託を販売した証券会社や銀行など。購入時手数料が無料でも発生する!
  2. 運用会社 投資信託を運用・指図する。‎三菱 UFJ国際投信、SBIアセットマネジメントなど
  3. 信託銀行 資産を管理・保管する銀行。運用会社が破綻しても資金は守られる。
イメージ:投資信託の仕組み
ニッセイアセットマネジメントから

SBI証券の信託報酬がすべて無料ではない?

残念ながら、信託報酬のすべてが実質無料になるわけではありません。SBI証券が取るべき手数料が実質無料になります。信託銀行への手数料はかかります。

SBI証券では投資信託の残高保有数に応じたTポイントが還元されることで、信託報酬が実質無料になります!

設定日(運用が始まった日)が最近の投資信託はコストが安いです。昔に比べたらずいぶんと手数料が安いのに加えて、ポイント還元とは本当にありがたいです!

なお、ポイント還元の対象となっているのは26本の投資信託です。

売れ筋で販売額が大きいのもいくつも入っています。ここからもSBIの本気度が分かります!

ポイントでの還元率を見てみましょう。バランス型などもともと、手数料が高いものの還元率が高いことが分かります。

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王者SBI証券の巻き返しなるか!?

新規口座開設数では楽天証券がリードしています。この中で信託報酬を実質無料にすることで、SBIは巻き返しを図れそうです。

私はSBI証券がメイン証券です。SBIをすすめたいのは次のような人です。

  • 外国株式や外国ETFを定額積立したい人
  • NISAの投資額を上手に使いきりたい人
  • 三井住友カードを持っている人 など

投資は長い期間行う人が多いです。だから、お得で少し楽ができるものを選びたいですね!

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