つみたてNISAで選ぶべき投資信託は?投資タイプ別に分析

資産運用

つみたてNISAは国の基準をクリアしたものだけが対象になります。それでも2021年6月4日現在で、170本以上の投資信託があります。これから投資を始める人にとっては、「何を買ったらいいの?」と迷うことも多いでしょう。

今回は、自分の描いている投資スタイルや考えた方のタイプを分けて、それぞれでおすすめの投資信託を紹介します。投資は自己責任ですが、参考に役立ててもらえればと思います。

つみたてNISAとはどんな制度?

これから投資を始める人は「つみたてNISA」を利用することをおすすめします。その理由を挙げます。

  1. 積立することで元本を減らすリスクを小さくできる
  2. 最大20年間、運用利益に対して税金がかからない
  3. 国の基準にあった投資信託の中から選ぶ
  4. 金融商品の中でも投資信託はリスクが低い方
  5. 投資の勉強と税制の勉強を合わせてできる

私も投資は、投資信託で積立をすることから始めました。リスクは株式の個別銘柄に比べて低く、投資期間さえあれば元本割れの可能性はかなり下げることができます

リスクとリターンの関係
投資信託協会

そこから、国内株式・米国ETF・米国REITなどへ投資の対象を広げてきました。分散投資は買付の時期はいつでもいいので、いつでも投資を始めることができます。

今の日本やアメリカの株価は高いので、一括で購入すると今後下落する可能性が高いです。なので、定期的に買付をすることで、下落しても大きな損をしないようにします。

つみたてNISAとは

「少額投資非課税制度」の一つで、つみたてNISAと呼ばれるものがあります。

  • 最長20年間、新規投資することができる
  • 年間40万円まで投資することができる(月額33,333円)
  • 投資するのは、長期的安定的に運用ができる投資信託
  • 運用益が出ても税金がかからない(通常は約20%
  • 生命保険控除や所得控除のような制度はない
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選ぶポイント① 運用管理費(信託報酬)などの手数料の低さ!

つみたてNISAで投資する「投資信託」は多くの株式や債券(国債や社債)などを集めて作られます。それだけ多くのものを組み入れているので、株価などの上下によりメンテナンスする必要性があり手数料がかかります。

これを運用管理費や信託報酬と言います。この手数料は投資信託を保有している期間、毎年かかるものなので選ぶ時に一番気にしたいところです!

投資信託のタイプ(投資対象)によって手数料の高い・低いはありますが、基本的にメンテナンスに手間がかかる多くの銘柄を含んでいるものは高くなります。

選ぶポイント② 投資信託のタイプ(投資対象)と自分の考えを合わせる!

投資信託には多くのタイプがあります。このタイプとは、どんなものを組み入れているかです。例えば、日本株式、外国株式、日本債券、米国債券、日本不動産、新興国株式などです。

組み入れているものにより、リスク・リターンの大きさ=振れ幅がまったく違いますでの選ぶ時には重要視します。

リスクとリターンの大きさは、自分の投資への考えと合わせる必要があります。とにかく元本割れをリスクを下げたい場合は、リスクの低いもの選ぶ。長期に大きな成長をのぞむなら、ハイリスクをとってでもリターンを求めるなどです。

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選ぶポイント③ 投資信託1本でいくか、複数でいくか

投資信託は月あたりの購入額を指定できます。10,000万円なら10,000万円、5,000円なら5,000円で購入ができ端数になるということはありません。

年間40万円の上限いっぱいに購入することができます。投資信託は自分は自分で選び、複数を持つことも可能です。投資信託A100,000円+投資信託B200,000円+投資信託C100,000円など合わせることが可能です。

バランス型とよばれる投資信託は、中身が複数の投資信託で構成されています。日本株式タイプ+日本債券などのように合わされています。

バランス型は多くの銘柄、証券を含んでいるので手数料が高いです。投資信託をいつくも選ぶのが面倒な人やほったらかしで投資したい人には向いています。

あまり高いリスクをとりたくない人は「国内株式タイプ」

20年間も投資できない方や高いリスクを取りたくない人は、「国内株式」に投資する投資信託が向いていると思います。アメリカほど成長性はありませんが、株価もそれほど上下しないのでやや安定していると思います。

①ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

②三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

③One-たわらノーロード 日経225

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資産の成長性を求める人、長期投資できる人は「外国株式タイプ」

NISAの恩恵を受けるのは、運用益が大きくなった時です。20年の投資ができる人は「外国株式」への投資を考えてみましょう。長期投資をすればリスク自体が低くなり、収益も安定すると言われています。

①SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

②三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

③楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド

なお、全米株式より全世界株式・オールカントリーの方がリスクが低いです。より多くの国・企業への投資分散をすることでリスクを下げています。

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ほったらかしで、あまり手間をかけたくない人は「バランス型タイプ」

バランス型は、2つから8つのタイプが含まれています。含まれているものはさまざまなパターンがあります。一度選ぶとその投資バランスのまま資産を保有できるので、投資自体にあまり時間をかけたくない人に向いています。

①三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

②ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型

③ニッセイ-DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)

4資産より8資産の方がリスクは低いです。安定感を持たせたい人は、含んでいる資産の数を増やしましょう。

ネットで投資信託

名前がちがうけど、中身が同じものが多い

投資信託はたくさんの種類や名前がありますが、中身が同じものが多いです。比較する対象(ベンチマーク)と同じ動きになるように、投資信託を設計しますがどうしてもベンチマークが同じだと同じ銘柄の構成になります。

だから、ベンチマークや投資タイプを気にするのはいいですが、細かいことを気にする必要はないと思います。SBIのS&P500かeMAXISのS&P500はどちらがいいのか?ほぼ同じです!

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