SBI・V・全米株式×三井住友カードVS楽天・全米株式×楽天カード!

資産運用

先日に設定日をむかえた「SBI・V・全米株式インデックスファンド」ですが、比べられるものと言えば「楽天・全米株式インデックスファンド」が多いと思います。なんせ同じ米国ETF「VTI」に投資するものですから!VTIはバンガード・トータル・ストック・マーケットETFを意味する略称(ティッカー)で、資産運用会社バンガード社の金融商品に投資するものです。

と言うわけで今回は、中身が同じSBIと楽天のインデックスファンドとクレジットカードの組み合わせで年間コストとポイント還元を比べてみます。あとから出てきたSBI・Vシリーズはどれだけ楽天ファンドに迫れるのでしょうか?

SBI・V・全米株式と楽天・全米株式の信託報酬を比べる

投資信託で年間にかかるコストは信託報酬以外にもあります。いわゆる隠れコストと呼ばれるもので、商標関係のものなどさまざまなものがあります。今回比べるSBI・Vシリーズは設定されてから間もないので年間にかかる実質コストは分かりません。単純に信託報酬を比べていきます。

SBI・V・全米株式インデックスファンド名称楽天・全米株式インデックスファンド
0.0938%程度/年信託報酬0.162%程度/年

2つのファンドにかかる信託報酬の差は、0.0682%です。

VTI自体の経費率は0.03%なのでこの差は大きいと言えますね。つぎにパーセントだけではイメージがつかみにくいので、投資額からコストを考えていきます。月に50,000円の積立を1年間行った場合のコストを計算しました。

SBI・V・全米株式インデックスファンド名称楽天・全米株式インデックスファンド
0.0938%程度/年信託報酬0.162%程度/年
562.8円程度年間コスト972円程度

1年間で発生する年間コストの差は409.2円となります!クレカの場合、月50,000円が定期買付の上限になるのでそれほど差は開きません。

仮に10年積立をしたとしても、4,092円ほどしか変わらないので投資総額から見ても少ない額だと思います。

三井住友カードと楽天カードでもらえるポイント数を比べる

投資信託をクレジットカード払いで購入することができるのは、本当に限られた証券会社とクレジットカードの組み合わせです。実際に使うことのできる組み合わせは、「SBI証券×三井住友カード」と「楽天証券×楽天カード」のみと言っても言い過ぎではありません!

今回新たに三井住友カードを支払いに設定することでVポイントがもらえるようになりました。キャンペーンを現在、行っていますが期間限定なので今回は通常ポイントのみを計算しました。

SBI証券×三井住友カード組み合わせ楽天証券×楽天カード
SBI・V・全米株式インデックスファンド購入銘柄楽天・全米株式インデックスファンド
0.5%ポイント還元率1%
3,000ポイント(Vポイント)還元ポイント数6,000ポイント(楽天ポイント)

ポイント還元で見た場合は年間3,000ポイントという大きな差が付きました。楽天カードの1%還元という破壊力の強さが伝わってきます。

10年間投資した場合は30,000ポイントという差が出てきます。ポイント還元率については、いつまでも同じ率はどうかは不明ですがこの30,000を大きいと見るか、小さいと見るか個人によって違うと思います。

どっちを買付すればいいのか?SBIか楽天?

ポイント還元を受ける場合は証券会社とクレジットカードの組み合わせがキモになりますので、以下を参考にしながら選択に役立ててもらえたらと思います!

SBI証券×三井住友カード
  • SBI・Vシリーズのファンドを買いたい方SBI証券でしか買付できません!)
  • SBI証券で米国投資や海外ETFを買いたい方(定期自動買付ができます)
  • 楽天経済圏で生活していない方(Tポイントやpontaポイントなど)
  • まだ証券口座を持っていない人 など
楽天証券×楽天カード
  • 投資初心者で投資信託以外を買わない方(取引画面など見やすいです)
  • 楽天経済圏の住人(楽天証券口座を持っているとポイントアップ)
  • すでに楽天・全米株式インデックスファンドを持っている方
    (乗り替えはコストがかかります!) など

投資家目線から見ると、どちらの組み合わせも使いやすく他の金融商品を取りそろえています。どちらを選んでも失敗と言うことにはなりませんので、ご安心でください。

個人的には、海外投資も考えている=SBI証券、投資信託だけ=楽天証券、で選ぶといいでしょう。

つぎつぎといい商品が登場してくる

10年前は信託報酬0.55%でもコストがイイ!安い!となっていました。インデックスファンドですよ!それと比べれば海外へ投資するものでもコストが安いというのは非常に投資家にとって有利な条件です。

自分にはこの商品がぴったりだ!と決めつけて、長期間投資するよりも毎日の情報収集の方が大切だと考えています。新しいものに飛びつくわけではありませんが、見直しの機会はたくさんつくっておきましょう。

家計の見直しは支出から。

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