【節約術】支出を管理できない人は投資に向かない理由

人生論

投資をして10年以上が経ちますが、一番気にしているのは「支出の管理」です。運用益であるとか、株価の上下などは二の次です。特に長期投資になれば習慣や性格が結果に大きく出るので、毎月の支出の管理は大切です。

今回は、投資と支出管理の関係を書くとともに節約術をいくつか紹介します。また最近大きなブームとなっている「FIRE」は節約抜きには語れないと思います。節約とFIREに触れていきます。

なぜ支出の管理と投資は関係がある?

収入の管理より支出の管理の方が難しいです。収入は努力や成果ですぐに上げられるものではありませんが、支出は自分の好きなように管理ができます。以下に支出と管理の関係を見ていきます。

投資には大きな運用額が必要

当たり前ですが、投資は大きなタネ銭がないとリターンも大きくなりません。利回りが5%として、1,000円の運用では50円しか運用益が出ません。しかし、1億円を運用すると500万円となります。

このように運用額を大きくするためにも、支出を最小限に抑え投資額を大きくすることが求められます。いわゆる「家計の貯蓄率・入金力を上げる」です。

節約額=運用益

節約して得た100円と、10,000円を運用して得た100円は同じです。どちらも家計にとってプラス100円となります。では、どちらのほうが簡単に利益を出せるのか?それはもちろん、節約をすることです。

10,000円を年利1%で運用したとすると、1年間の時間が必要になります。しかし、節約なら瞬間に100円の得を手にすることができます。

買う必要のないものを控える、同じ性能なら安い方を選ぶ、できるだけ自炊するなどで簡単に100円程度の節約は可能です。節約は即効性があるのです。

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節約ができる人は細かいところまで見通せる

本気で節約をしようと思うと、支出すべてを把握する必要があります。そして、支出の各項目を点検しながら調整をする。節約は情報を手に入れ、それを手入れすることです。

それは、資産運用でも同じです。今の社会情勢は?これから流行するものは?長期金利はいくらか?減配する可能性か?など投資に関する情報を手に入れます。そこから投資先を変更したり、資産配分を変えたりします。

節約=投資、やることは同じなのです

【節約術】当たり前のことをちゃんとする

①コンビニに行かないようにする

コンビニは便利です。その便利さにお金を使わせる、というビジネスモデルになっています。だから、お茶だけを買いに行こうと思っても余計なものを買ったりすることもあるでしょう。

また単価が高くなります。ジュースは定価ですし、お弁当は500円以上のものが多いです。スーパーを利用することで、同じものが50円以上安くなったります。

②ご飯が炊けたら炊飯器の電源を切り、冷蔵庫で保管

電化製品で電力がかかるものは、高温になるものです。エアコンや給湯器、炊飯器などです。年間消費電力量の内訳をみると、炊飯時は163Wh、保温時は16.52Whと言われています。保温しないことで約16Whが節約できます。

また炊飯器の保温を続けるとご飯の黄ばみや乾燥をまねきます。私の家ではスチーム式の保温をするタイプですが、それでも乾燥し味も落ちます。保温でいいことはない

③ポイントカードは最低限にする+まとめる

ポイントカードを複数持っていると有効期限などが気になってしまいます。有効期限を延長するには新たな買い物が必要です。有効期限を延ばすために買った商品は、本当に必要があるのか?そこを考えてほしいです。

またポイントカードは、販売促進で企業が利用している場合が多いです。営業ツールとしてのカードを持っていることで、不要な商品を買うことがあるかもしれません。

そして、カードを複数持つことでポイントがばらけてしまいます。ポイントの管理も難しくなり、ポイントの効率も悪くなるでしょう。

④必要な商品はできるだけクレジットカードで買う

生活をするためには、商品の購入は不可欠です。必要なものは買うしかありません。買うものはクレジットカードやスマホ決済、電子マネーなどを使いポイント取りしていきましょう。

クレジットカードのおすすめは、ポイント還元率で楽天カード、通信キャリア系のdカードやYahoo!カード、プロパー系の三井住友カードなどです。私は昔から三井住友カードを愛用しています!

クレジットカードで買った場合は、利用履歴が残ります。これを家計簿として使うことで、支出の把握と管理ができます。情報を集めるのに役立ちますね。

⑤フリマアプリや金券ショップなどを利用する

書籍を買いたい場合はフリマアプリで出品されていることも多く、読んだ後に出品しても購入額と同じような値段が付くこともあります。Amazonや楽天市場より安い値段を付けないと売れないので、市場価格より割安のものがあります。

また金券ショップの活用をすることで、映画チケットが安くなったり、新幹線代が下がるなどのこともあるでしょう。在庫は少ないかもしれませんが、掘り出し物があるかも?

節約とFIREの関係とは?

不労所得ですべてをまかなうFIREにも、節約は必要なことがらです。1億円を運用して、株式の配当で生活するとします。年利5%で500万円の配当金を手にすることができ、その500万円で生活することになります。

500万円ということは、月41万円ほどで生活をすることになります。贅沢をしなければ、快適な生活を送ることできるでしょう。

しかし、利回りが3.8%に下がった場合はどうなるでしょうか?1億円の3.8%は380万円です。月31万円で生活をすることになります。

10万円を下げて生活をするというのは、かなり大変なことだと予想されます。習慣化した生活を簡素化させるのは難しい事でしょう。しかし、日ごろから節約や支出の管理をしていれば可能になると思います。

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