【日本の金融資産】家計資産2000兆円を突破!現金の比率が低下

資産運用

家計の金融資産は急増中!

日本銀行が「家計の金融資産」を発表しました。今年には2000兆円を越える見通しになりました。前年同期比5・7%増となり、急成長しています。

これまで100兆円を増やすのに3年ほどかかっていましたが、1900兆円から100兆円を積み上げるのに9ヶ月ほどです。

コロナ禍で政府が行った給付金や金融緩和などが大きい要因でしょう。また、金融緩和を受けて株式市場が好調なこともありますね。

株式や投資信託の割合が上昇中

「現金・預金」は前年比3.7%増の1072兆円で歴代2位の高水準。このうち現金は102.8兆円で過去最高となりました。

「株式等」は28.6%増の218兆円、「投資信託」は24.0%増の90兆円。「保険・年金・定型保証」は1.1%増の539兆円で、投信と保険等はいずれも過去最高です。

家計資産、1999兆円 9月末、株高で最高更新:東京新聞 TOKYO Web
東京新聞の資料より

家計はできるだけ消費をせずに貯蓄や投資を行っています。社会への先行き不安や感染症の収束が期待薄な面が否めません。現金や保険と株式や投資資産では、増加した割合のケタがちがいます。

ただいま、世間では「FIRE」(経済的自由、早期リタイア)がブームとなっています。背景には株価上昇など市場が好調な点があります。

マネープランや投資系YouTuberが多く登場し、金融的知識の浸透を進めました。加えて、ネット証券がサービスを向上させ、初心者の方も手軽に低コストで取引を始められるようになりました。

現金・預金と株式・投信の差は拡大

これからの家計の金融資産は株式や投信など「リスク資産」の割合は増えていくでしょう。資産運用の知識が広がることで、リスクをとって運用する人は増えます。

長期的に見て運用をしていくと、リスク資産は成果を上げることで資産額が大きくなります。預金だけの人と株式や投信を持っている人の格差は開いていくでしょう。

日本経済は慢性的なデフレと少子高齢化のため、成長性を期待することはできません。成長性がない=所得が増えないことを意味しています。

給料が期待できないなら、他のところに期待するのは自然な流れです。運用が収益の新しい柱となるなら、収入を安定させたり増加させたりすることができます。

金融・投資で勉強になるYouTuber

中田敦彦のYouTube大学

お勉強系でもっとも有名なチャンネルですね。オリエンタルラジオの中田敦彦氏が丁寧に分かりやすく、解説してくれます。1本あたり30分ほどありますが、飽きの来ないトーク術で最後まで視聴できます。

中田敦彦のYouTube大学:YouTube

両学長 リベラルアーツ大学

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米国株と言えば、たぱぞうさんを挙げないわけにはいきません。米国株投資や米国個別株をやりたい人は必見です。特に個別銘柄の紹介と知識では右に出る者はいません!初心者の方にも分かりやすい動画が多いです。

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バフェット太郎の投資チャンネル

書籍「バカでも稼げる 「米国株」高配当投資」で有名なバフェット太郎さんです。本の中では「クソダサい」を連呼していますが、動画では丁寧に解説されています。専門的な内容もありますが、米国市場を知る上で役に立ちます。

バフェット太郎の投資チャンネル:YouTube

バンクアカデミー

小林亮平さんが身近なお金の話題を解説されています。ポイント投資や楽天経済圏、NISAなどすぐに役立つ内容が多いです。動画は10分ほどのものが多く、スキマ時間などを使って効率よく知識をえるのに最適ですね。

バンクアカデミー:YouTube

「お金の勉強」をしていくことが必須になる!?

現在の日本の経済成長を見ていくと、大きな成長する期待はそれほど持てません。一方で少子高齢化は進み、社会保険料は大きくなるでしょう。給料が増えないのに、税負担等は大きくなる。現実味を帯びてきています。

お金の勉強をすることで、人生を豊かにしていく。そんなことが必要になる世の中が近い将来来ることになるでしょう!

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