【投信】Fund of the Year 2021で見るトレンド!

資産運用

2022.01.28

投信ブロガーが選ぶ、2021年を代表する投信が決まりました！

1月のビックイベントと言えば、前年を代表する投信を決める「Fund of the Year」です。2022年1月22日(土)に授賞式とともに上位10ファンドが発表されました。

順位	ファンド名	運用会社	アセット
1位	eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）	三菱UFJ国際投信	全世界株式
2位	＜購入・換金手数料なし＞ニッセイ外国株式インデックスファンド	ニッセイアセット	先進国株式(日本除く)
3位	バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)	ザ・バンガード・グループ・インク	全世界株式
4位	eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）	三菱UFJ国際投信	米国株式
5位	iFree　レバレッジNASDAQ100	大和アセット	米国株式
6位	eMAXIS Slim 先進国株式インデックス	三菱UFJ国際投信	先進国株式(日本除く)
7位	セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド	セゾン投信	バランス型
8位	楽天・全米株式インデックス・ファンド	楽天投信投資顧問	米国株式
9位	たわらノーロード先進国株式	アセットマネジメントOne	先進国株式(日本除く)
10位	SBI・V・全米株式インデックス・ファンド	SBIアセット	米国株式

上位10ファンドの一覧

低コストファンドの代表格「eMAXIS Slim」シリーズのオールカントリ―が、大賞に選ばれました。信託報酬0.1144％で、設定日から3年以上が経っていますがコスパに優れています。

米国ETF「VT」は全世界株式の約9,000銘柄に分散投資を行います。6割が米国を占め、新興国を含む各地域へ投資をするので取りこぼしなく分散が図れます。

1位と3位に「全世界株式」にランクインしています。トップ10に入っている本数は少ないですが、おまかせタイプの全世界株式は存在感があります。

ニッセイアセットの＜購入・換金手数料なし＞ニッセイ外国株式インデックスファンド、通称「なしなし・外国株式」は先進国に投資するものです。このファンドは、日本を除く地域に投資をするため日本株式を持っている投資家に人気があります。

先進国に投資をするのは、安定性や政治的なリスクの低さがメリットになります。新興国のような爆発力はありませんが、安定性を持った成長に期待できます。

上位10本の中で一番多いアセットは「米国株式」です。世界経済をけん引し、株価が右肩上がりを描いている米国市場に投資するのは合理的です。

S＆P500か全米のどちらに投資をするか、よく話題になります。また、近年はハイテク株の割合が高いNASDAQ100に連動するものが人気です。

レバレッジをかけたナスダック100、「レバナス」がネット系投資家の中では人気を呼んでいます。最近では、楽天からレバナスが出ました。

唯一のバランスファンドですが、セゾン投信の有名なファンドです。株式50：債券50に投資をします。それぞれ海外への投資が中心で、日本の割合は数％になります。

ファンド名から分かるように、バンガード社の米国ETFへ投資することで投資信託をつくっています。コストが安いのが利点ですね。

無難に資産を築いていきたい方向けの、バランスファンドです。

米国市場は1月中旬から、落ち込みをみせています。金利政策による影響で、長期金利が上がり株価が軒並み下がりました。好調な米国市場で潤っていた方も、新しい投資先を探しているかもしれません。

ナスダック100も大きな下げ幅を記録しています。ハイパーグロース株は、長期金利の影響を受けやすく逆相関の関係にあります。