【国内株】配当金を月3万円、手にするにはどうやって銘柄を買えばいいか?

資産運用

投資元本を長期投資して、資金を最大化するには「インデックスファンド投資」が最適です。複利の力を最大にいかせるので、大人気の手法です。

しかし、インデックス投資では今の生活はまったく変わりません。取り崩して、初めて資金を手にするからです。老後に向けた資金のようにならインデックス投資はベストかもしれませんが…

今の生活を投資の力で、豊かに過ごしたいなら「高配当株投資」がおすすめです。今回はあえて国内株で月3万円の配当金をもらえる、ポートフォリオを組んでいきます!

国内高配当株を買うメリット

米国投資ブームで、高配当の個別株や高配当系ETFを持っているも多いでしょう。あえて国内株を取り上げるのは、国内株でもメリットが多いからです。投資に正解はないので、自分の投資スタイルに合うか見てみましょう。

  1. NISAをフル活用できる
    一般NISAでは120万円、ジュニアNISAでは80万円まで個別株を買付できます。外国籍の株式を買うと、配当や譲渡益に課税されます。
  2. 二重課税を防げる
    外国ETFを買うと現地で課税されます。加えて日本でも課税される、二重課税となります。米国ETFの配当金には、合わせて28%の課税があります。
  3. 買付手数料が無料
    外国株式や外国籍ETFはネット証券でも成約価格0.5%が手数料になります。国内株式は一定額まで購入手数料無料としているところが多いです。
  4. 為替の影響を受けずらい
    円建てで買付をするので為替の影響を直接受けません。配当や売却代金も円で受け取れるため、生活設計がしやすいです。
  5. 株主優待で利回りアップ
    高配当株の中には株主優待制度を取っている企業があります。クオカードやギフト券など金券を受け取ることもできます。

すべて米国ETFや米国の個別株にはない特色です。日本株を成長性で比較すると米国株に負けるかもしれませんが、高配当株投資では引きを取りません。

銘柄を選ぶ手順

私は実際にSBIネオモバイル証券を使って、国内高配当株を毎月積み立てています。一括投資や積立投資のどちらかにすることになりますが、基本的には銘柄選びの流れは変わりません。

投資総額を割り出す

おおまかな投資総額を出すことで、毎月の積立額を出したり年間の投資額を見通します。

月3万円×12カ月=36万円の配当金が必要!

利回りと配当金で総額を計算

投資総額×利回り=36万円

投資総額×0.03(3%)=36万円
投資総額=36万円×33
    =約1,188万円

投資総額×0.05(5%)=36万円
投資総額=36万円×20
    =720万円

想定利回りが3%なら約1,188万円、5%なら720万円が必要になる計算になります。もちろん一括で投資できる方は少ないので、毎月の積立で用意するのが多いでしょう。

1,188万円を現金で貯金する場合は毎月3万円で33年かかってしまいます。現金で投資金を作るのは非現実的です。

利回り3%で毎月積み立て投資をした場合は、23年強で資金をつくることができます。長期で投資する場合はリスクもリターンも安定しがちです。利回り3%は平均的です。
(利回りは株式の値上がり益や配当込みで計算)

そして、想定利回りが5%なら720万円の投資総額で済みます。積立する利回りを5%で計算すると、毎月3万円を14年ほど投資すると達成できます。

利回り3%
毎月3万円の積立を23年続ける
毎月5万円の積立を16年続ける

利回り5%
毎月3万円の積立を14年続ける
毎月5万円の積立を10年続ける

投資する業種を割り振る

利回りランキングの上位から順番に買い付けて終了。というわけではありません。積み立てしている時も、投資総額に達成した後も順調に配当金を出せる銘柄に投資をする必要があります。

個別銘柄に1~3つでは、分散リスクが高すぎて想定から大きく外れることがあります。10~20銘柄ぐらいがリスクを分散しながら、十分な収益が上がると言われています。

銘柄を複数買っても同じ業種だと分散効果が薄れます。さまざまな業種に投資をすることで、好景気や不景気でも配当金の安定を図ります。

オススメは景気敏感株と呼ばれるものと、安定株との組み合わせです。10銘柄ほどなら多くの業種を入れられないので、5:5の割合で入れるのがいいでしょう。

景気に左右される銘柄景気にあまり左右されない銘柄
金融、素材、電機・機械などエネルギー、医薬品、食品など
日本製鉄、SBI、大和証券などJT、武田薬品工業、出光興産など

配当利回りを見る

想定利回りに近い銘柄をいくつかピックアップしましょう。配当利回りが高い=優れている銘柄とは限りません。オススメは東証プライムに上場、大型株、有名なものです。

時価総額が大きい大型株は売り買いに参加する投資家が多いため、株価が適正に近いことが多いです。異常に高い株価を買わなければいいです。

探すときは、証券会社HPのスクリーニングやみんかぶなどの情報サイトを使いましょう。分かりやすくて、見やすいものが増えています。

連続増配・減配の確認する

月3万円の配当を得るためには、14年から23年の月日が必要となります。株価の下落よりも致命的なのが、配当が減ること・なくなることです。積立中に配当が止まると資産形成のスピードが遅くなり、安定的な配当が得られません。

「連続増配株」「配当 日本株」などで検索すると情報がたくさん集まります。

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私は国内株を定期積立ができる「SBIネオモバイル証券」で買付をしています。10年~20年と長期スパンになる場合、いかに手間をかけないかがポイントになります。

ネオモバは一度設定すると毎月、指定した金額や株数で売買をしてくれます。システム利用料も220円かかりますが、Tポイントが200pもえらるので実質20円です!

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