SBIネオモバイル証券は2023年3月13日をめどに、SBI証券と経営統合します。国内株の単元は100株ですが、1株から定期自動買付ができるサービスを展開し投資家のすそ野を広げました!
合併期日は2024年1月に延期することになりました。延期の他、証券会社統合後のサービスも変更があります。
・独立サービス「ネオモバコース」は合併期日で廃止
同グループにある、SBI証券に吸収される形で経営統合します。これからネオモバの口座はどうなるの?など気になることをまとめていきます。
ネオモバは合併までは、今まで通り利用できる
経営統合まで約半年あり、気になるのはネオモバの取引はこれからどうなるのか?です。
ネオモバで新規証券口座を開くのは、2022年10月7日(金)までが期限となります。それ以前からネオモバで、株式の売買や単元未満株の定期買付をしている方は、今まで通りに使えるようです。


ネオモバのポイント制度で注意すること!
経営統合の延期に伴い、ネオモバのポイントプログラムについて注意が必要です。これまでサービス利用料220円を支払い、200円分のTポイントを受け取っていましたが…
公式:SBI証券とSBIネオモバイル証券の経営統合に関するお知らせ
- 2023年6月分を最後にTポイントが付与されなくなる
- 「Tポイント利用手続き」をしないと提携先で使えない=ポイントの失効
- サービス料は2023年12月分まで徴収される(一時停止は可能)
気になる疑問点
私はネオモバで国内株の定期積立を、SBI証券で外国株や米国ETFのスポット投資、投資信託の積立をしており、証券会社により使い分けています。
2024年1月以後は、すべてSBI証券に集約されます。今までのように国内株(単元未満株)の定期積立はできるのでしょうか?


SBI証券とネオモバで証券口座を持っているとどうなるか?
原則、1つの証券会社に1つの特定口座しか開くことができません。詳細は公式WEBでも発表されていませんが、ネオモバの口座にある銘柄はSBI証券に移管されるでしょう。
従来からネオモバが行っていたサービスは、SBI証券内の「ネオモバコース」として継続されます。単元未満株の定期買付が大変便利でした。
ネオモバを使っている人は手続きが必要か?
原則、手続きは不要です。2024年1月以降はネオモバユーザーは、SBI証券へログインすることになります。その際には、IDやパスワードの発行手続きが必要になるかもしれません。
書面等の手続きは不要でも、サイト上での登録やメールアドレスの登録などはするかもしれませんね。
SBI証券か?それ以外のスマホ証券か?
SBIはネット証券最大手で、取り扱いしている金融商品が多いです。国内外株式、ETF、債券、国債、投資信託など多岐に渡ります。NISA(少額投資非課税制度)口座にも対応しています。
でも、少額で株式を積み立てるだけなら他の証券を検討してもいいでしょう。以前からネオモバを使っているなら、SBI証券の「ネオモバコース」で以前のサービスが利用できます。
関連記事:スマホ証券のおすすめはどれ?ネオモバに対抗できるのは?
他社なら、
定額で個別株を買うことができるPayPay証券、LINEから簡単に売買できるLINE証券、NISA対応・定額積立ができるconnect(大和証券)などあります。
いわゆる「スマホ証券」と呼ばれるカテゴリーで、簡単にシンプルに株式の売買ができます。
スマホひとつで、1株数百円から。【LINE証券】
ネオモバがSBI証券になって、利用者のメリットは?
定額自動買付をネオモバでやっていた方は、合併後もSBI証券の独自サービス「ネオモバコース」で継続利用できます。
SBI証券になることで予想されるメリットは、「ネオモバコース」がNISAに対応すること。ネオモバは国内株を単元未満で、定期自動買付ができました。手数料も実質毎月20円(220円の支払いで、200p還元)で、コストも低く投資家に人気がありましたが、NISA口座が開設できないのが残念な点でした。
SBI証券に統合してから、新規買付分はNISA口座で管理できるように願います。

ネオモバとSBI証券の違い(単元未満株)
ネオモバとSBI証券はともに、単元未満株を手数料なしで購入することができます。100株に満たなくても、1株から買付ができます。現時点での、2社の単元未満株の売買を比べていきます。
ネオモバ | SBI証券 | |
東証、名証、福証等上場銘柄 | 買える銘柄 | 東証、名証上場銘柄 |
特定口座 | 口座の種類 | 特定口座、NISA口座、一般口座 |
前場始値、後場始値、後場終値 | 買うタイミング | 前場始値、後場始値、後場終値 |
買付・売却手数料:無料 システム利用料:220円/月 (200Tポイント還元) | 手数料 | 買付手数料:無料 売却手数料:約定代金の0.5% |
単元未満株の積立をする人は特に行動を起こす必要なし
SBIネオモバイル証券は、SBI証券に統合されますが、単元未満株の定期買付は継続されます。現在のSBI証券で、できない定期買付ができるのでSBI証券はサービスを強化させていきます。
統合後のサービス面の詳細は、これから公に出ていきますが、不都合なことは多くないと思われます。
投資哲学をはっきりとさせ、軸を持つ投資を。
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