「お金と人生」をテーマに書かれた小説が60万部を超える大ヒット!原田ひ香さんの『三千円の使いかた』です。どこにでもいそうな家族の一人一人の目線に立って、物語は進んでいきます。
経済のしくみや節約の情報をしっかりと乗り込みながら、しっかりドラマを展開させています。登場人物に共感しながら、経済の知識を身に付けられる一冊です。
今回は『三千円の使いかた』から節約や貯金のヒントを紹介したいと思います!
登場人物はそれぞれの「お金の悩み」を持っている
御厨家(みくりやけ)の家族が登場人物で、長女・次女・母・祖母などが出てきます。年齢や職業、金融資産は違えど、それぞれ「お金の悩み」を持ち、それを乗り越えようとします。
どこでもありそうな悩みだけに、読んでいると共感してしまいます。話の中で出てきた、知って得する経済の話をまとめます。
XserverドメインiDeCoと投資資産の内訳
フリーランスでライターを営む女性は、御厨の長女から年金のことを尋ねられます。ライターの女性は「iDeCo(確定拠出年金)をやっている」と、老後のために資金の積立をしていると言います。
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女性の資産構成は以下の通り。現金とリスク資産が50:50と、教科書のような資産配分です。もちろん外国株と国内株はコストの低い、インデックスファンドを通じて保有しています。
現金50 | 外国株25 | 国内株25 |
御厨の長女は元証券会社勤務。ライター女性のポートフォリオを聞いて、国内株の比率を下げ外国株の比率を上げることを提案しています。年齢が若いからリスクをとれる状態です。
家計簿は未来への地図でもある
御厨の次女は社会人になって間もなく、貯蓄もさほどありません。祖母は次女に対して、御厨家にとって重要な「家計簿」の存在を伝えます。
支出の管理が苦手な人こそ、Money Forward Meが最適!私は家計簿はつけていませんが、家計簿アプリは使っています。
銀行の口座やクレジットカード、レシートの撮影をするとアプリと紐づけられてグラフ化してくれます。自分は手間をかけていないのに、簡単にお金の「見える化」ができるのです!
ポイントサイトを利用しない手はない
長女は主婦で、公務員である夫の給料だけで家計をやりくりしています。夫は若いので薄給ですが、しかりと貯金をしています。工夫の1つがポイントサイトの活用です。
ポイントサイトを経由してクレジットカードの発行、商品の購入、資料請求などをするとポイントがもらえます。クレカ発行は3,000pや5,000pなど高単価です。
賢くお小遣いを貯められるお得なサイトは『ちょびリッチ』長女はクレカ発行でポイントを稼ぎ、家計の足しにしています。発行したクレカは一つにまとめて、1年経つとすべて解約する徹底ぶりです。
固定費の見直しこそ、家計改善の第一歩!
貯金がない二女は、中古の一戸建てを購入し保護犬を飼う目標を立てます。しかし、貯蓄はないのでアドバイスを元金融機関に勤めていた長女に相談します。
助言の始めに出てるくるのが、固定費の見直しです。毎月かかるコストだからこそ、結果として大きな金額になります。
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封筒を使ったお金の節約術
話の中では節約に関する多くの方法が紹介されています。その一つが、使うお金を封筒に分けて管理する方法です。
1週間の食費に使う5,000円を封筒に入れ、4つの封筒を用意します。週は5,000円で食事をまかなうことになります。
1つの家族模様を見ながら、お金の知識が付く
今回、紹介したお金の話は一部分です。ブログ記事の続編として、『三千円の使いかた』を今後も紹介していきます。
堅苦しい金融や理論の話はなく、肩の力を抜いて楽しめる小説です。
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