【東証ETF】S&P500配当貴族ETFが東証で買える?2023年1月13日に上場予定!

資産運用

2022年に最も注目された新登場の投資信託、「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」S&P500よりパフォーマンスが優れていると話題になりました。S&P500の中で連続25年以上増配している銘柄を集めた「配当貴族」だから、値動きには安定力があります。

では、配当貴族指数に連動するETFはないのか?あります。米国ETFなら「NOBL」「KNG」がありますが、2023年1月13日より東証でも配当貴族指数に連動するETFがスタートします!

今回は、米国配当貴族指数に連動する「グローバルX S&P500配当貴族ETF」について解説します!

東証初!米国連続増配系のETFが誕生

王道の株価指数、S&P500やNASDAQ100などに連動するETFは東証に上場しています。キャピタルゲインに期待する投資家にそれらを買えばいいですが、高配当系ETFの商品はありませんでした。ドル建ての米国ETFのVYMSPYDなど買うしかなかったのです。

しかし、今回のETFは米国銘柄に投資をする東証ETFで「S&P500配当貴族指数」に連動するものです。米国株の連続増配に注目した、初めての東証ETF(国内ETF)となります!もちろん円建て!

配当を受け取りながら、値上がりにも期待できる銘柄となっています。
東証のパンフはこちら[GXUS配当貴族]

GLOBAL X社のWEBより
銘柄名グローバルX S&P500配当貴族ETF
コード2236
運用会社Global X Japan
連動指数S&P500配当貴族指数(円換算)
信託報酬0.275%(税込0.3025%)以内
売買単位1口単位
銘柄見直
リバランス
原則、毎年1月末に指数構成銘柄の見直し
リバランスは1月末、4月末、7月末および10月末の年4回
分配金基準日毎年1月24日、3月24日、5月24日、7月24日、9月24日、11月24日
2023年1月13日に上場予定

信託報酬は0.3%ほどでETFとしては、少し高めです。分配金の支払いが年6回あるので、インカムを生活費に充てたい人にはぴったりです。

本家の米国ETF「NOBL」はどんなファンドか?

まだグローバルXの2236は上場していないので、パフォーマンスや配当利回りは分かりません。中身を知るには、S&P500配当貴族指数に連動する「NOBL」を見て参考にしましょう。

銘柄名プロシェアーズS&P 500ディビデンド・アリストクラッツETF
ティッカーNOBL
運用会社プロシェアーズ
連動指数S&P500配当貴族指数
経費率0.35%
売買単位1口単位
直近利回り2.67%
リターン3ヶ月 13.29%
3年 8.32%
5年 9.37%
2023年1月13日に上場予定

利回りは2.67%と高配当ではありません。連続増配系なので長期的に見て、高配当になる可能性があります。これはVIG(バンガード米国増配株式ETF)と同じことが言えます(直近利回りは2.29%)。

経費率は0.35%と米国ETFの方が、東証ETFより高いです。

グローバルX S&P500配当貴族ETFの銘柄構成

グローバルXの2236はS&P500配当貴族指数に連動するので、構成銘柄の予測は可能です。連続増配を25年以上つづけている銘柄約65個で構成されます。

なお、銘柄は均等加重なので1銘柄あたり1.5%前後になります。

エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ素材1.85%
キャタピラー資本財1.84%
リンデ素材1.72%
キンバリー・クラーク生活必需品1.72%
P&G生活必需品1.72%
アフラック金融1.70%
ローバー・テクノロジーズ資本財1.70%
フランクリン・リソーシズ金融1.69%
エマソン・エレクトリック資本財1.68%
ネクステラ・エナジー公益1.67%
2023年1月時点

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セクター分布

生活必需品 約22%
資本財 約20%
素材 約13%
ヘルスケア 約10%
金融 約10% など

2236:グローバルX S&P500配当貴族ETFを買うべき人

  • 安定した運用をして分配金を受け取りたい方
  • 国内株よりも米国株の成長性に期待する方
  • 円建てで米国株ETFに投資をしたい方
  • 外国税額控除をする手間を省きたい方 など

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