【投信の取説】Tracersグローバル3分法「おとなのバランス」とはどんなファンドか？

資産運用

2023.02.12

日興アセットの投信「Tracers(トレーサーズ)」シリーズは最近、話題となることが多いです。「S&P500配当貴族」ファンドなど人気があります。そのシリーズに新しいファンドが加わりました！(2023年2月10日設定)

Tracersグローバル3分法「おとなのバランス」と呼ばれる、バランスファンドです。資産クラス(投資対象)の配分に特色があります。また、つみたてNISAの対象銘柄なので金融庁のお墨付きです。

今回は日興アセットマネジメントから出された、『Tracersグローバル3分法「おとなのバランス」』の特色と購入を検討すべき人を紹介していきます。

「おとなのバランス」はリスク管理が徹底されている！

ファンドの概要

ファンド最大の特色は「資産のリスクを均等にしている」ことです。リスクの均等という言葉はあまり聞きなれませんが、要は低リスクの資産は多く買う・高リスクの資産は少なく買うです。

リスクによって資産の量を調整することで、資産別のリスク(振れ幅)は均一になります。なお、為替リスクは債券のみ「為替ヘッジあり」でリスク管理が徹底されています。

債券・株式・REITの資産にはそれぞれ、日本資産が入っています。日本資産を入れることでさらにリスクを下げています。さらに細かく資産別の割合をまとめました。

当ファンドは債券が大部分を占めているために、ローリスク・ローリターンな商品です。

一般的な資産クラス別の代表的なインデックスのリターンをまとめると、以下のようになります。

代表的なインデックスのリターンとリスク

株式やREITのみのファンドとは、まったく異なるリスクとリターンだと分かります。目標リターン(年率)は4％でリスクは6％なので、リターン(収益)は-2％～+10％に落ち着くことが多いでしょう。

低リスクなファンドは株式のみファンドなど、高リスクファンドと相性がいいです。自分のリスク許容度に合わせて使うことができます。

今回はTracersグローバル3分法「おとなのバランス」を紹介しました。資産配分の方針は、投資家のみなさんにも勉強になるはず。低リスクなファンドを求めている方にはうってつけです。

日興AMの「Tracers」シリーズは「S＆P500配当貴族」が有名ですが、これからも魅力的なファンドを出し続けてほしいです。

企業ロゴからWEBに飛べます