【新ファンド】eMAXISから日経半導体ファンドとETFが登場!あえて日本株に投資する理由

資産運用

日本でもっとも大きいファンドを運用する三菱UFJアセットから、日経半導体株指数に連動する投資信託とETFが登場します!日本の半導体関連のシェアは世界でもトップクラスであるため、長期的に見て値上がりが期待できます。

「eMAXIS日経半導体株インデックス」は2024年7月12日、ETFである「MAXIS 日経半導体株上場投信」(銘柄コード:221A)は2024年7月18日にそれぞれ設定されます。

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今回はeMAXIS日経半導体と同類ファンドの比較、米国の半導体株指数に連動するETFとの比較を行います。

eMAXIS日経半導体株ファンドと上場投信の要点

投資信託と上場信託(ETF)の特色

三菱UFJアセットマネジメントから日経半導体株指数に連動する、投資信託(ファンド)と上場信託(ETF)が設定されます。連動指数は同じなのでパフォーマンスは同じになりますが、投信とETFそれぞれの特色は押さえておきましょう。

ファンド名eMAXIS 日経半導体株インデックス
連動指数日経半導体株指数(トータルリターン)
設定日2024年7月12日
信託報酬0.44%(税込)
純資産額に応じて資産にかかる報酬率が異なります
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
NISA成長投資枠の対象

現在、日経半導体株指数に連動する投資信託はeMAXISの1つだけです。

銘柄名MAXIS 日経半導体株上場投信
銘柄コード221A
連動指数日経半導体株指数
設定日2024年7月18日(上場は19日)
決算日毎年1・7月の26日
信託報酬0.154%(税込)
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
NISA成長投資枠の対象
指数を解説!

日経半導体株指数とは?

東京証券取引所に上場している銘柄のうち、半導体に関連している事業を主力としている銘柄を中心に時価総額上位30で構成される指数。上位銘柄は東京エレクトロン(構成比約17%)、ディスコ(同約16%)などが占める。

投資信託とETFのメリット

投資家のニーズに合わせて、投資信託とETFの2種類が用意されています。中身は同じなので自分の使い勝手が良いものを選びましょう。

  • 積立をしたいなら投資信託(ファンド)
    定額で毎月、積立をしたいなら投資信託です。クレジットカードによってはクレカ決済で投信を買えるので、ポイントが貯まります。ほったらかしで投資したい人にもおすすめ。
  • まとまった資金があるなら上場投信(ETF)
    ETFは0.15%の信託報酬と、投信の半分以下のコストで運用ができます。運用する期間が長期になれば、投信とETFで運用に差が出てきます。
  • 株価を見ながら取引するなら上場投信(ETF)
    自分で株価を見て売り買いをする方はETF。特に取引する額が大きくなると、いくらで売り買いするのは重要なポイントとなります。なおETFは1日に何度も売り買いが行えます。

eMAXIS日経半導体株上場投信(ETF)と同類ファンド

3社の運用会社から登場

日経半導体株指数は2024年3月25日から公表が開始されましたが、注目の指数のため他社からも上場投信が出ています。主な特色をまとめておきましょう。

銘柄名MAXIS 日経半導体株上場投信NEXT FUNDS
日経半導体株指数連動型上場投信
上場インデックスファンド
日経半導体株
銘柄コード221A200A213A
信託報酬0.154%(税込)0.165%(税込)0.165%(税込)
純資産額3億円103億円2.8億円
決算日1月27日、7月26日4月7日、10月7日1月8日、7月8日
運用会社三菱UFJアセットマネジメント野村アセットマネジメント日興アセットマネジメント

選ぶ基準は純資産額と経費率

上場信託を売買するには、売りと買いの価格が一致する必要があります。1株1,000円で売りたい人と買いたい人がいて、売買が成立します。

そのため自分の指定する価格(指値)で売買する機会が多い人は、純資産額の多い上場信託を選ぶべきです。

信託報酬の低さで選ぶならMAXISで、純資産額が多く取引のやりやすさで選ぶならNEXT FUNDSがいいですね。

日本の半導体株に投資をする利点

投資が日本でも広がっていく中で、オルカン(全世界株)やS&P500など海外株を選ぶ人が多いです。歴史的な円安状態(7月12日時点で1ドル約158円)の一因と言われています。

その中で日本の半導体株に投資をする利点はなんでしょうか?

  • 米国株の動向を見て売買ができる!
    最大の利点は米国株の影響を大きく受けることです。半導体関連は米国の影響を受けるために、株価が左右されます。米国株安→日本株(特にハイテク銘柄)も株安、という株価の見通しが立てやすいです。半導体やハイテク産業は国際分業が進んでいるので、その点を売買に生かせます。
  • 為替の影響を直接的に受けない!
    半導体銘柄は値動きが大きいです。エヌビディアやTSMCなど外国株を買うと為替のリスクが加わります。株価も気にしながら為替も気にする…となると売買に不必要なストレスがかかってしまいます。見通しを持った資産運用ができます。
  • 日本株は全般的に割安!
    半導体株は成長株(グロース株)に分類されますが、世界的に見ても割安であるものが多いです。世界的なシェア率が高い日本株に世界からのマネーが流入すると、株価の上昇が見込めます。世界的なインフレが進むと安いものに資金は集まりやすいです。

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