新NISAがはじまり、日本国内で株式投資への知識が広まってきました。投資の本質を分かっていると資産形成が可能となります。
2024年8月5日に日本株や米国株が暴落してニュースになりましたが、現在は日経平均3万8000円付近と回復しています。株式は資本主義の中では富を蓄えるために、価格(株価)が上昇するしくみです。そのため長期保有で効果が発揮されます。
投資信託で資産形成をする理由
「複利の効果」を楽して得られる
投資の世界では「複利の効果」が重要です。投資元本が配当や利子を生み出し、それを再投資することでさらに投資リターンが高まります。株式の配当やETF(上場投信)の分配金が自分で再投資をするため、手間がかかってしまいます。
しかし、投資信託・インデックスファンドならファンド内で自動的に再投資をしてくれています。これが「ほったらかしで投資」できる理由です。
株式投資には、個別株式投資や高配当投資、分配型投資信託投資、株主優待投資など多様です。その中で一番はっきりしているのは、インデックスファンドが最も投資効率が良いということです。手間と投資資金に対して、十分な見返りがあります。
初心者でも自動で少額から買える
インデックスファンド(投資信託)は毎月、定額で買い付けすることができます。月1万円分や5000円分など自分の設計に合わせて買うことができます。
「ドルコスト平均法」と言われる、買付が高値で買うリスクを下げてくれます。株価が安い時には多くの口数を買い、高い時には少ない口数を買います。
高いリターンを求めず、とりあえず資産形成をして生活費や老後の資金を蓄える方には最適解と言えます。
いつ「売る」?どうやって「売る」?
売って現金化することで初めて生活は変わる
では、「買う」ことに最適解が見つけられたとして「売る」の最適解はあるのでしょうか?
株式などは売却して初めて資産として効果を発揮します。売却する前は単に株価が上下しているだけであり、生活が変化することはありません。
「売り方」にあまり注目が集まらず、資産を取り崩す時期がずれ込んでしまうと人生で資金を消費する機会を失ってしまいます。
定期売却で「売る」時も楽して収入を得る
おすすめは、投資信託(インデックスファンド)の定期売却です。これは投信積立の逆をイメージしていただけたら分かりやすいと思います。
毎月コツコツと買うの逆=毎月コツコツと売る、です。毎月3万円の売却、または資産の0.3%分の売却など決まった金額、割合で売ります。
個人的な感想として、株式は買付より売却の方がダンゼン難しいです。誰でも高い値で売りたいので、高い値を待っているうちに株価が下がる…ことはよくあります。
感情が売買に入ると売ることができないので、機械的に定期売却していくのです。株式市場の状況をあえて無視することで、確実に現金化でき生活の質を上げることができます。
現在、ネット証券で自動定期売却サービスが行われています。SBI証券では2025年に定率売却もできるようになります。買付も売却も便利なネット証券は今後も資産形成のサポーターです。
SBI証券 「投資信託定期売却サービス」 金額指定のみ。毎月、奇数月、偶数月など選択可能
楽天証券 「定期売却サービス」金額指定、定率指定、期間指定を選べる
定額売却か?定率売却か?
定期売却には主に、定額売却と定率売却があります。どちらの方がいいのでしょうか?ともに利点があるので下の表にまとめました。
定額売却 | 定率売却 | |
メリット | 家計の計画する時、見通しを持ってできる。 | 資産が長持ちする。定額よりリターンは大きくなる。 |
デメリット | 株価が落ち込んでいる時に多くの口数を売ってしまう。 | 毎月入金される額が不安定になりやすい。 |
資産に余裕がある方は、定率売却を行い資産を長持ちさせリターンの大きくさせましょう。定額売却は年金収入と足相が良く、公的年金は偶数月に支給されるので奇数月に売却するという方法もあります。
コメント