【高配当】SBIも米国ETF「SCHD」分配型ファンドを販売!楽天SCHDとの違いは?

資産運用

設定からわずか2カ月で700億円以上を集めたファンド「楽天SCHD」(楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型))は、個人投資家の間で大きな話題となっています。来年のNISA枠はすべて楽天SCHDで!非課税枠1200万円をすべて埋める!など大盛り上がり。

対してSBIも黙ってはいません。2024年12月20日に同じ「SCHD」(シュワブ・米国配当株式ETF)に投資をするファンドを設定させます!もちろん後から登場するファンドなので、信託報酬は楽天のものより安いです。

今回はSBI・SCHDの中身と楽天SCHDの比較、SCHDについて解説していきます。

SBI・SCHDファンドはどんな投信か?

ファンドの概要

ファンド名SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)
愛称S・米国高配当株式100
連動指数ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス
信託報酬0.1238%程度
決算日年4回(3月、6月、9月、12月の各19日)
設定日2024年12月20日 (募集は12月6日から)
NISA成長投資枠の対象

ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスとは?

注目のETF「SCHD」はダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスに連動するように設計されています。高配当銘柄で構成されているのは予想できますが、どのような指数なのでしょうか?

米国市場の中で、連続10年以上の配当を続けファンダメンタルで優れている100銘柄で構成される指数

増配銘柄と高配当銘柄の良いとこ取りをした指数です。米国ETFで言えば、VIG(バンガード米国増配株式ETF)とVYM(バンガード・ハイディビデンドイールドETF)の中間にあたると思います。

関連記事:【高配当!】利回り6%超のSBI欧州高配当株式(年4回決算型)ファンドはどうして人気?

主な10銘柄は以下の通り。約4割を占めています。ハイテク銘柄や情報通信、食品などセクターは分かれています。

ブリストル・マイヤーズ・クレイブ4.45%医薬品
シスコシステムズ4.45%情報テクノロジー
ブラックロック4.41%投資運用
ホーム・デポ4.35%ホームセンター
シェブロン4.31%石油・天然ガス
ベライゾン3.93%通信・情報
ユナイテッド・パーセル・サービス3.69%貨物運送
テキサス・インスツルメンツ3.66%半導体
アルトリア・グループ3.66%たばこ
ロッキード・マーチン3.56%防衛・航空
2024年11月22日時点

楽天SCHDとの比較、同カテゴリファンドとの比較

SBI・SCHDと楽天SCHD

後発のSBI・SCHDは、楽天のものより信託報酬は3分の2で収まっています。SBIとしてはかなり攻めている状態です。

SBI・SCHD楽天SCHD
信託報酬0.1238%程度0.192%
決算日3月、6月、9月、12月19日2月、5月、8月、11月25日
設定日2024年12月20日2024年9月18日
販売会社SBI証券楽天証券

SBIの同カテゴリファンドと比較

SBIでは、高配当系ETFに投資するファンドを多く取り揃えています。プレスリリースに一覧が掲載されているのが分かりやすいです。

SBIアセットマネジメントのプレスリリースはこちらから

高配当ファンドの詳しい解説はこちらから:【新ファンド】SBIからSPYDとVYMファンドが登場!年4回分配重視型!成長投資枠!

SBI・Sの「S」はシュワブ・ETFのSです。ランニングコストは同類ファンドの同じように設定されています。一覧にしてみると分かるのが、決算日は明らかに楽天SCHDとずらしていること。

同類ファンドと決算日をずらすことで、SBI・SCHDとの併用で2月3月5月6月8月9月11月12月に分配金がもらえます。年8回!

結論

SBI・SCHDで成長投資枠を埋め、S&P500でつみたて投資枠を埋めたらほぼアガリ!

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