【決済用預金】全額保証される銀行預金がある!?誰でも簡単に口座を持てます

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FP3級の勉強としていると…

今、マネーリテラシーを上げるためにファイナンシャルプランナー(FP)3級の勉強をしています。3級は入門編なので、割と簡単な内容が多いです。

その中で「決済用預金」という用語が出てきます。銀行に預けている預金は、「預金保険制度」により銀行が倒産しても1000万円の元本と利息が補償されます。

しかし、「決済用預金」はなんと全額が保障されるのです!あまり知られていない「決済用預金」を解説していきます。

「決済用預金」は誰でも開くことができるので、開かない方が損をします。

「決済用預金」

ペイオフでは普通預金、普通定期預金などは最大1000万円とその利息までが保護されます。「決済用預金」は全額となります。

決済用普通預金

「無利息・要求払い・決済用サービスを提供できること」の要件を満たす普通口座のことです。難しい語句が並んでいますが、利息が付かない普通預金だと思えば問題ありません。
口座引き落としなどが決済用サービスにあたります。

「決済用預金」と難しい名称が付いていますが、この預金口座は誰でも簡単に開設することができます。

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「決済用預金」の開設方法ー窓口で申し込むだけ!

口座の開設や決済用預金への口座変更は、簡単です。銀行窓口で「決済用預金口座」の開設を言うか、変更を伝えるだけです。

現在、普通預金口座(利息が付くタイプ)を持っているものを「決済用預金」に変更することができます。口座番号などは変わりませんので、引き落としや給料受け取りなどで口座を登録し直す必要はありません。

普通預金から決済用預金に変更する費用は、収入印紙代200円のみです。

大手都市銀行やPayPay銀行などネット銀行でも「決済用預金」が開設・変更できます。

「決済用預金」メリットは当然、全額保護対象!

決済用預金は、無利息の普通預金です。利息を付かなくするだけで決済用預金となり、預金保険機構から大きな保護がもらえます。

ペイオフの対象なら、1000万円+αですが、無利息なら全額保護です。3000万円であろうが、1億円であろうが全額保護されます。

資産運用や事業などで大きな資金を扱っている方には、「決済用預金」は大きな味方になってくれることでしょう。

「決済用預金」デメリットは利息が付かないこと

決済用預金は無利息なので、利息が付きません。現在の普通預金は0.001%、利息が付きます。

1000万円を1年口座に入れておくと、100円です。100円が利息としてもらえないわけですが、数百円をもらわない代わりに全額の預金保護はメリットの方が大きいです。

限りなく利息がゼロに近いので、デメリットもゼロに近いですね。

金融やマネーの世界はとても奥が深い…

今回は「決済用預金」の話を紹介しました。利息をもらわないだけで、預金が全額保護されるのはすごい制度です!FPの勉強をするまで、知らなかった口座です。

お金には色がありませんが、使い方や活用によって色を付けることができます。”知ること”で便利で・お得な使い方ができるでしょう。

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