インデックスファンドの選び方=株価指数を選ぶこと
投資ブームを迎えている中で、「投資信託」を選び投資生活をスタートする人が多いです。「投資信託」は株式を数百~数千銘柄を集めているもので、100円や500円などキリのいい金額で買付できるのが特色です。
投資信託には「インデックスファンド」と呼ばれるものがあります。「株価指数」と呼ばれるものと同じような値動きになるように設計されます。
インデックスファンドを選ぶ=株価指数を選ぶことに、他なりません。原則的に、同じ株価指数に連動しているならほぼすべてのインデックスファンドは同じような値動きをします。
選ぶ順番は、株価指数を選ぶ→信託報酬の低さを見る→純資産総額を見る。
日経平均株価
東証一部上場している銘柄のうち、セクター・業種を代表する銘柄で構成されています。225銘柄と数は少ないですが、日本で一番有名な株価指数で歴史が長いです。
ファーストリテイリングやダイキン、ソフトバンクGなど株価が大きい銘柄の影響を受けやすいです。(寄与度が高い)
東証株価指数(TOPIX)
日経平均株価が225銘柄なのに対し、TOPIXは東証一部に上場する内国普通株式全銘柄で表されます。1968年の株価指数を100とした場合、現在はいくらかを算出します。
一部上場銘柄は2100超あります。日本全体の経済を表しているのは、日経平均よりTOPIXです。
S&P500
米国市場に上場する銘柄上位500で構成される株価指数で、世界でもっとも有名な指数です。大型株で構成され、アップルやアマゾン、メタ(Facebook)など超有名な多国籍企業が多く含まれています。
時価総額が大きい銘柄の影響を強く受けます。アップルやマイクロソフトなどハイテク銘柄などの比率が高めです。
全米株式(CRSP USトータル・マーケット・インデックス)
米国市場のほぼすべての銘柄で構成されます。S&P500が500銘柄であるのに対し、全米株式は約4000銘柄です。投資可能な銘柄すべてを含んでいます。中型株、小型株などすべてを含みます。
S&P500と全米株式のちがいは?と聞かれることが多いですが、それほど大きな違いはありません。S&P500で米国株式約80%をカバーしています。全米株式で100%なので、それほどちがいがないとお分かりいただけます。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動したETF
NASDAQ100
今、米国の株価指数でもっとも上昇しているものです。米国ナスダック市場に上場する株価総額上位100銘柄で構成されます。
情報技術の銘柄の割合が高く、ハイテク銘柄は約50%を占めます。コロナ禍で特に情報技術が注目されると株価指数も急上昇しました。
日本では「レナバス」と呼ばれる、「レバレッジをかけたナスダック100に連動する投資信託」が人気を集めています。
インデックスファンドでじっくりと資産形成
インデックスファンドは、長期投資をコツコツ定額積立をすることで確実に資金を増やしていくのに最適です。
20年~30年と長い期間投資していると、それ以外の金融商品に気が行くことがあります。「あっちのほうがいいかな?」「みんなやっている」など気になります。
しかし、確実に長い時間をかけて、毎月定額で積み立てる方法は確実に資金を増やす方法です。そう、信じて最後までつづけてほしいです。
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