世界でもっとも勢いがある国はインドです!人口は中国を抜き世界で1位となり、英語や数学の教育がさかんであり成長性が見込まれる国です。
巨大テックのCEOなどはインド出身の方が多く、投資先としての期待値が高いインド。今回はインドの代表的な株価指数「Nifty50」に、連動したインデックスファンドを紹介します。
Nifty50とはどんな指数?
インド版日経平均で50銘柄から構成される
インデックス名から分かるように、「Nifty50」はインドを代表する銘柄50が集まっています。日本では日経平均225が親しみのある指数として有名ですが、インド版がNifty50です。
インドのナショナル取引所で上場する銘柄で、浮動株比率・時価総額・流動性を元に採用銘柄が決められます。
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採用銘柄は半年に一回、入れ替えとリバランスが行われます。
インド株の株価指数は、他にSENSEXやMSCI Indiaなどが有名ですが上表を見るともっともパフォーマンスに優れていることが分かります。
構成銘柄とセクターの比率
少しデータが古いですが、2023年5月末での上位銘柄と構成比を下にまとめます。大和アセットマネジメントのレターから引用しています。
リライアンス・インダストリーズ | 原油・ガス等 | 10.28% |
HDFC銀⾏ | 金融 | 8.73% |
ICICI銀⾏ | 金融 | 8.15% |
ハウジング・デベロップメント・ファイナンス | 金融 | 5.88% |
インフォシス | 情報技術 | 5.79% |
ITC | 消費財 | 4.83% |
タタ・コンサルタンシー・サービス | 情報技術 | 4.15% |
コタック・マヒンドラ銀⾏ | 金融 | 3.64% |
ラーセン・アンド・トゥブロ | 建設 | 3.28% |
アクシス銀⾏ | 金融 | 3.08% |
下にはセクター(業種)別のウエイトを示しています。金融サービスが約40%を占め、情報技術や石油・ガスなどが続きます。経済成長が見込まれる国では、経済の血液となる金融・資本が活躍すると思われます。
Nifty50に連動するインデックスファンド
主なファンド一覧
ノーロード(購入時手数料が無料)のパッシブファンド(インデックスファンド)をまとめました。
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド (楽天・インド株Nifty50) | 0.308% | 108億円 | 楽天投信投資顧問 |
eMAXISインド株式インデックス | 0.44% | 170億円 | 三菱UFJアセットマネジメント |
auAM Nifty50インド株ファンド | 0.297% | 35億円 | auアセットマネジメント |
iFreeNEXT インド株インデックス | 0.473% | 1261億円 | 大和アセットマネジメント |
信託報酬はauアセットのファンドが安いですが、資産規模の大きい大和アセットのiFreeNEXTインド株インデックスが無難です。
資産規模が小さいファンドは償還リスク(強制的にファンドが解散)を持つので、100億円以上の資金が集まっているものを選びましょう。
インド株ファンドの使いかた
インド株は新興国株になるため、リターン・リスクは高いので長期投資する必要があります。
インデックスファンドは0.4%台と信託報酬が低いので、長期投資に最適です。使いかたとしては、オルカン(全世界株)でインドの比率を上げたい場合です。
世界のGDPとオルカンの株式比率はイコールではありません。そのギャップを埋めるために、Nifty50ファンドを買うことで上昇を狙えます。
インド株ファンドは資産運用のトッピングとしては使えますが、メインにすえることはリスクが大きいので避けた方が無難。以下の騰落率を参照のこと。
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