【高配当系ETF】米国ETFのVYM、HDV、SPYDの違いと活用方法:投資初心者のための解説

資産運用

投資を始める際には、様々な選択肢がありますが、ETF(上場投資信託)は初心者にとって魅力的な選択肢です。

投資信託(インデックスファンド)とETFは似ており、複数の銘柄(株式)で構成されておりリスク分散の効果が非常に高いです。ETFは上場しているものを言います。

米国ETFは特に人気であり、この記事ではVYM、HDV、SPYDの3つの代表的な高配当系米国ETFに焦点を当て、それぞれの違いと活用方法について解説します。これから投資を始める初心者の方にとって、これらの情報は貴重なガイドとなるでしょう。

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VYM、HDV、SPYDの違いは何?

VYM – Vanguard High Dividend Yield ETF

VYMは、高配当利回りを提供することに特化したETFです。以下にVYMの特徴を説明します。

  • 高配当銘柄: VYMは、高配当利回りを持つ銘柄に投資します。これにより、配当所得を通じて安定した収益を得ることができます。
  • ポートフォリオの多様性: VYMは、様々な業界やセクターに分散投資されたポートフォリオを持っています。これにより、リスクを分散し、安定性を確保します。
  • 長期的な成長: VYMは、長期的な成長を見据えています。そのため、投資期間を長く設定することで、より大きな成果を期待できます。

組入銘柄数は約400で、おおよその配当利回りは3%ほどです。3つのETFの中で最も安定しており、有名です。

HDV – iShares Core High Dividend ETF

HDVは、高配当利回りを重視しながらも、独自の特徴を持つETFです。以下にHDVの特徴を説明します。

  • 安定的な配当: HDVは、安定的な配当を提供することに注力しています。特に、大手企業の配当に焦点を当てており、信頼性の高い収益を期待できます。
  • 優れた運用履歴: HDVは、過去において高い運用成績を残してきました。これは、投資家にとって安心感をもたらします。
  • セクターへの集中: HDVは、特定のセクターへの投資に重点を置いています。これにより、セクターごとのトレンドや成長を追いやすくなります。

財務が優良な銘柄の約80で構成されています。利回りはVYMと同様で、約3%程度です。

SPYD – SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF

SPYDは、S&P 500指数の高配当利回り銘柄に投資するETFです。以下にSPYDの特徴を説明します。

  • S&P 500の銘柄に投資: SPYDは、S&P 500指数の銘柄に投資します。S&P 500は、米国株式市場の代表的な指数であり、安定性と成長性を兼ね備えています。
  • 高い配当利回り: SPYDは、S&P 500指数の中でも高配当利回りを持つ銘柄にフォーカスしています。これにより、配当所得を最大化することができます。
  • リスクとのバランス: SPYDは、高配当利回りを追求しながらも、リスクを管理するためのバランスを保ちます。これにより、投資家は高い収益を期待しながらも、ポートフォリオの安定性を維持できます。

S&P500で配当利回りの高い上位80で構成されています。加重平均ではなく、均等配分なので高い利回りを実現しています。おおよそ4%~5%の利回りです。

ETFの活用方法を紹介

これらのETFを活用するための基本的なアプローチを紹介します。

  1. 長期投資: ETFは、長期投資に適しています。マーケットの変動に左右されず、時間の経過とともに資産を成長させることができます。
  2. ポートフォリオの一部として: VYM、HDV、SPYDは、ポートフォリオの一部として利用できます。他の投資商品と組み合わせることで、リスクを分散させることができます。
  3. 配当再投資: これらのETFは、配当所得を提供します。投資収益を再投資することで、複利効果を生み出すことができます。
  4. リスクとリターンのバランス: これらのETFは、高配当利回りを追求する一方で、ポートフォリオのリスクを管理します。投資目的やリスク許容度に応じて、バランスを調整しましょう。

結論:高配当系ETFで長期投資してみよう

VYM、HDV、SPYDは、米国ETFの中でも投資初心者におすすめの選択肢です。高配当利回りを重視しながらも、それぞれに異なる特徴があります。

投資目的やリスク許容度に基づいて、適切なETFを選択しましょう。長期投資やポートフォリオの一部として活用することで、安定的な収益を期待することができます。

投資にはリスクが伴うことを忘れずに、自身の投資目標に合わせて戦略を練りましょう。

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