米国の株価指数「S&P500」は年初来マイナス25%に迫るなど、弱気相場の底値はいまだに見えません。米国を代表する大型株で構成される指数ですら軟調です。
では、S&P500より手堅い株式投資はないのか?
あります!高配当株に投資をして、配当金を受け取らず自動的に再投資するファンドがあります。
高配当株は収益やビジネスモデルが安定しています。加えて高い配当金を受け取らず、再投資するなら株価(基準価額)も安定するに違いありません!
無料登録してくわしくみる今回は今後、弱気相場で味方になりそうな「高配当株インデックスファンド」を紹介・解説していきます。
S&P500より高いリターンを出す注目ファンド!
米国株の「S&P500」は世界で最も有名な指数です。世界中に事業を展開している、多国籍企業の約500社に投資するものです。しかし、多くのタイプの企業が含まれているために株価が安定しないことがあります。
2022年に入って株価が低迷していますが、S&P500も同様です。その中で注目されているのが「高配当株式インデックスファンド」です。
1年間のリターンを比べると、S&P500はプラス9%であるのに対し、高配当株式はプラス21%と数字で大きな違いとなっています。
なぜ高配当株式は、S&P500に勝てるのでしょうか?
高配当株インデックスファンドのしくみ
まずは高配当株式ファンドのしくみを見ていきましょう。現在、分配金を出さないタイプは2本のファンドが販売されています。
米国の高配当株に投資するもので、配当自体は約3%の利回りがあります。本ファンドは分配を出さずに、その3%をファンド内で再投資します。
分配金を出さないから、課税されることもありません。(課税を先送りします)投資元本が大きくなるので、投資効率も大きくなります。また分配金が株価(基準価額)に含まれるので、安定しやすいです。
Xserverドメイン楽天とSBIのファンドはともに、高配当系ETF「VYM」(バンガード・米国高配当株式)に投資をしています。高配当ETFの代表格とも言えるVYM。400以上の銘柄に投資し、安定性が特徴と言えます。
高配当株インデックスファンドがオススメな方
インデックスファンドと言えば、米国株(S&P500や全米)や全世界株(オルカンやオールキャップ)が王道です。成長性が期待できるものに資金を集めるのは、合理的ですが「値上がり益」を期待しています。
値上がり益(リターン)を期待するので、当然リスク(振れ幅)が大きくなり安定性にかける点を持っています。だから、年初来の大幅な株安になっています…
一方、高配当株インデックスは「安定性」に長けています!収益が安定している=大きな成長性は見込めないため、S&P500より成長は劣りますが安定しています。
VYMの分配金を再投資した方が良い?
「高配当株インデックスファンド」は、米国ETFのVYM(バンガード・米国高配当株式)に投資することで高配当銘柄を持てます。平均約3%の利回りが期待できます。VYMの経費率は0.06%と格段に低いです。
インデックスファンドの場合は、信託報酬が0.12%~とVYMに比べほぼ倍のコストがかかります。では、VYMの方が安いのだから自分で再投資すればいいのでは?と思う人もいるはず。
VYMで分配金を再投資しようと思った時、ネックになるのが1株あたりの株価です。現在、1株100ドルの価格が付いています。日本円で14,500円ほどになります。
100ドルほどの分配金が出ないと、再投資することができません。利回り3%と考えると、3,400ドルほど投資に必要です。その点、インデックスファンドなら、ファンド内で小さな分配金でも複利効果が効いてきます。
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