【ETF】米国ETFを買うべきか?東証ETFを買うべきか?ETFを選ぶ基準を大公開

資産運用

投資では判断を迷うことが多いです。王道の迷いは「投資信託か?ETFか?」です。中身は同じ投信でも、上場しているかそうでないかで個性が違います。

では、ETFを買うことに決めたら迷うは終わりかと言うと、そうではありません。次の迷いは米国ETFを買うか?東証ETF(国内ETF)を買うか?」です。

投資先が同じでも、米国に上場しているか東証に上場しているか、でETFに違いがあります(汗)今回は、米国ETFか東証ETFのどちらで投資をしようと迷っている方に解説をしていきます!

米国ETFと東証ETFの主な違いと特色

米国ETFは投資先・セクター別のラインナップが豊富

SBI証券で購入できる米国ETF(海外ETF)は370本を超えます。他社でも数100本を超えているところが多く、外国で上場しているETFは種類がとにかく多いです。

米国ETFの特色
  • 投資先は全世界から先進国、新興国はもちろん個別の国まで網羅
  • セクターや業種を指定した投資が可能
  • 小型株や大型株など株式の大きさを選ぶことができる
  • 経費率0.03%~とランニングコストが低い
  • 米国(10%)と日本(20%)の二重課税になる
  • 買付手数料が発生するETFが多い

セクターやテーマ別のETFが充実しています。AIやESG、脱炭素などに魅力を感じている人は米国ETFが最適です。

東証ETFはコストが低く、手間がかかりにくい

東証ETF(国内ETF)は国内株式のため、ネット証券などでは約定金額が上限を超えていなければ売買手数料は無料です。少額の積立投資では強い味方となります。

東証に上場している外国株ETFは約50本ほどで、多くありません。また同じ指標に連動しているものも多いです。種類は圧倒的に米国ETFの方が多いです。

東証ETFの特色
  • 売買手数料がかかることが少ないが、経費率はやや高いこともある
  • 「外国税額控除」を自動調整するので確定申告が不要
  • 円で投資することができる(両替不要)
  • S&P500やナスダック100など有名な指数に連動するものはある
  • 国内株のため積立設定がしやすい
  • NISAで管理するETFは全額非課税になる

米国ETFか東証ETFかを選ぶ基準

ETF選びの基準① 投資先は広いか?セクター別か?

全世界、米国市場など広く投資する(メジャーな投資先)
 → 東証ETF 2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
   東証ETF 2558 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 など

特定のセクターやテーマ投資をする(ミクロな投資先)
 → 米国ETF SUSA iシェアーズ MSCI 米国 ESG セレクト ETF
   米国ETF SOXL Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF など

ETF選びの基準② 配当金を重視するか?リターン重視か?

高配当ETFを買いたい(東証ETFにはない!)
 → 米国ETF VYM バンガード 米国高配当株式ETF
   米国ETF HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF など

リターンを重視する(配当のすくないもので、経費率が低い)
 → 東証ETF 1545 NEXT FUNDS NASDAQ-100®(為替ヘッジなし)
   東証ETF 2513 NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジなし) など

ETF選びの基準③ 手間を重視か?コスト重視か?

手間をかけたくない → 東証ETF(外国税額控除を自動調整する)

コストを重視 → 米国ETF(資産規模が大きいのでコストが安い)

オススメはSBI、楽天、マネックス証券

ネット証券の3社では、米国ETFでメジャーなものは買付手数料を無料にしています。また積立設定ができるので、長期投資には向いています。

SBI証券

SBI証券は、「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利で、一度設定すると自動で積立投資ができます。住信SBIネット証券と連携すると、自動で円をドルに両替、ドルを証券口座に振替することができます。

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楽天証券

楽天証券は、「米株積立」や買付手数料無料になる米国ETFがあるので、初心者の方には特に使いやすいです。楽天銀行と連携(マネーブリッジ)させることで、円で決済ができます

マネックス証券

マネックス証券は、米国ETF買付手数料を実質無料にしています。払った手数料がキャッシュバックされます。「マネックスアドバイザー」と呼ばれる、ETF自動買付プラス専門家からの助言サービスがあります。

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