【米国高配当ETF】SPYDの大減配!対処方法3選で乗り切れ!

資産運用

大人気の高配当ETF「SPYD」が大減配となりました!

12月17日(金)に「SPYD」(SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF)の配当額が発表されました。1株あたり0.127557ドルです。昨年の12月は0.6066ドルだったので、大きな減配です…

0.127557÷40.80=0.00312%で、年換算で配当利回りは1.25%となります。SPYDは4%を超える利回りが魅力だったので、ショックを受けている投資家さんも多いでしょう。

今回は減配を受けてどのような投資シナリオを描いていけばよいのか、私なりに考えを書いていきます。

SPYDはどんな米国ETF?VYMとHDVの違い

SPYDは選りすぐりの高配当銘柄を集めている

SPYDはその名称から分かるように、S&P500のうち高配当銘柄を80ほど集めたファンドになります。下の図を見てもらうと、金融や不動産など景気に大きく左右されるセクター比率が高いです。

構成銘柄の比率が一番高いのはヘルスケアのファイザーですが、セクターとしては低めです。不景気や停滞期には株価の下落や減配のリスクは高まりそうです。

ステート・ストリートから

SPYDのポートフォリオ・組入銘柄

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VYMやHDVとの違いは?他の高配当ETFとの比較

VYM(バンガード米国高配当株式ETF)1株あたり0.9386ドルの配当金を12月20日に出す予定です。

株価は109.93ドルですので、年間換算で配当利回りは3.41%になります。

構成銘柄は400を超えるため、リスク分散効果は高く安定性が魅力です。セクターの内訳が大きな偏りがなく、バランスがよいです。

モーニングスターより

HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)1株あたり1.051454ドルの配当金を出すことが12月13日に発表されました。

現在の株価は98.67ドルなので年間換算で配当利回り4.26%になります。

高配当を維持し続けているのは、セクターが安定性を持っている比重が高いからです。ヘルスケアや生活必需品は、不況や停滞期でもある程度売上高を期待することができますね。

ブラック・ロックより

株価のボラティリティ SPYD>HDV>VYM
配当金の利回り  SPYD>HDV>VYM 今回はSPYD減配しています…

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減配を受けてこれからどうする!?

株価が下がったSPYDを買い増しする

高配当が魅力のETFで減配が発表されると、資金流出は避けられません。株価が下がっていくことが予想されます。

SPYDは株価の上下は想定内です。割安になったETFを買い増すチャンスと感じる人は絶好の買い場となります。増配まで気長に待ちましょう

SPYDの一部を売却しVYMかHDVを買い付ける

他の高配当ETFは大きな減配をしていません。配当金を生活費などに必要としている方は、銘柄の乗り換えをおすすめします。

株式(米国ETF)の売却で譲渡益が出る場合は、約28%が課税されます。

一部売却し高金利の債券などを買い付ける

イギリスで政策金利の引き上げの大ニュースがありました。ヨーロッパをはじめ世界中がテーパリング(金融緩和の引き締め)へ流れていく、2022年になることは多くの専門家が予想しています。

政策金利が上がれば預金や債券の金利が上がるため、債券の市場価格も上がります。キャピタルゲインとインカムゲインにも期待が持てます。

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投資ストーリーから大きく外れているか?

今回はSPYDの減配について書いていきました。SPYDは元々、株価が動きやすく減配リスクを含んでいる銘柄です。そのことを理解して買い付けているなら、すぐに手放す必要はないと考えます。

逆にSPYDを人気だけで買っていたら、「こんなはずじゃなかった」となるでしょう。もう一度投資ストーリーを見つめ直しましょう。

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