ジュニアNISAは2023年終了、以後引き出し可能に
原則、18歳になるまで資金ロックされてしまうため、人気がなかった「ジュニアNISA」口座が急上昇しています。23年に廃止が決まり、24年以降からいつでも資金が引き出せるようになったからです！
ジュニアNISAは年間80万円まで、つみたてNISAは40万円と新規買付額だけが違うと思っていませんか？実は買付ができる金融商品は違います。
今回は、ジュニアNISAとつみたてNISAを比べながら、どのような投資プランがよいのか探っていきます。ジュニアNISAなら、国内株式も外国ETFを買うことができますよ！
払い出しをうける時は、ジュニアNISA口座を廃止するため全額うけとることになります。配当金のみ、一部資金のみのうけとりはできません。
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つみたてNISAとジュニアNISAの比較
つみたてNISAの買い付けは投資信託のみですが、ジュニアNISAは買える種類が増えます！
| つみたてNISA | ジュニアNISA | |
| 利用開始できる年齢 | 20歳以上(18歳以上になります) | 0歳～20歳未満 |
| 開設口座 | 1人1口座 一般NISA⇔つみたてNISAの変更 (年1度のみ可能) | 1人1口座 金融機関の変更はできない 成人後はNISA口座へ |
| 投資可能期間 | 2018年～2042年 | ～2023年まで |
| 非課税投資枠 | 年間40万円 | 年間80万円 |
| 投資できる商品 | 投資信託のみ (ノーロードかつ信託報酬は一定水準以下) | 投資信託 国内株式・外国株式 国内ETF・外国ETF 国内REIT・外国REIT 新株予約権付社債(ワラント債) |
ジュニアNISAは、外国ETFや外国株式を買い付けることができます！しかし、証券会社により買い付けられるか違います。SBI証券は買えますが、楽天証券やマネックス証券では買えません…
投資プラン
つみたてNISAは毎月、投資信託で積立投資が必要があります。それに対し、ジュニアNISAは一括で80万円を投資してもよいです。
つみたてNISAで、毎月100円投資＋一括398,800円投資というのもありますが…
ジュニアNISAは2023年で終了するため、投資できる期間は2022年と23年の2年間のみです。最大投資額は80万円×2年間＝160万円となります。
つみたてNISAプラン
- 米国株式
楽天・全米株式、SBI・V・S&P500、eMAXIS Slim米国株式(S&P500) - 全世界株式
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、楽天・全世界株式、SBI・V・全世界株式 - バランス
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)、たわらノーロードバランス(積極型)、DCニッセイワールドセレクトファンド（株式重視型） - 組み合わせ
eMAXIS Slim日本株式(TOPIX)+eMAXIS Slim先進国株式(日本除く)、米国株式+バランス型
ジュニアNISAプラン
- 投資信託
上記、つみたてNISAと同じような組み合わせ - 国内株式
トヨタ自動車やファーストリテーリングなど大型株、JTや住友商事など高配当株 - 外国高配当株
VYMやHDVなど比較的安定しているETF、VIGなど連続増配系もあり - 外国株式
VOOやIVVなどS&P500に連動するもの、VTI(全米株式)
つみたてNISAをやりつつ、余力があればジュニアNISA！
ジュニアNISAは2年間で、最大160万円を投資することができます。ある程度短期間で、資金を入れ込むためにリスクも大きくなります。リターンとリスクをよく考えて投資をする必要があります。
資産形成で取り返しのつかない損失を出すと、人生を狂わせてしまいます。つみたてNISAを行いつつ、十分な余力があるならジュニアNISAをしてみるのがいいでしょう。
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