以前の記事でジュニアNISAは2023年末で廃止になり、メリットが増えたと紹介しました。そのメリットについて、新聞やネット記事で見られるようになりました!ジュニアNISAのメリットが多くの方に知られ、口座数が増加しています!
今回はジュニアNISAのメリットを改めて確認するとともに、ジュニアNISAの活用をおすすめする人を紹介します。
ジュニアNISAの口座数が増えています
ジュニアNISAは0~19歳の子どもを口座の名義人にすることで、保護者や親族が運用できます。運用益や配当などが非課税になりますが、一般NISAやつみたてNISAに比べて口座数は圧倒的に少ないです。
- 子どもの資産形成を名目に、子ども名義の口座をつくる
- 0~19歳の子どもがいる場合に口座を開設することができる
- 年間80万円の新規投資ができる(対象は上場株式、ETF、投資信託など)
- 金融機関の変更はできない
- 原則、子どもが18歳になるまで引き出せなかった ← 今回の大きなポイント!
2019年末にジュニアNISAの廃止が決定されると、18歳になる前に引き出しても非課税になるとルールが緩和されました。ジュニアNISAのもっとも大きなデメリット「引き出しができない」(引き出しても課税される)がなくなったことで、ジュニアNISAの新規口座開設が急増したのです!
2019年のジュニアNISAの新規開設は約4万件ほどでしたが、20年は約10万件ほど増えました。いつ引き出しても非課税というのは大きなインパクトでした!
2021年6月7日(月)の朝日新聞夕刊に紹介されていました。
- 新規投資ができるのは2021年から2023年の最大3年間
- 年間80万円の新規投資ができる(3年間で最大240万円)
- 子どもの年齢にかかわらず、いつ引き出しても非課税
なお、一般NISAとジュニアNISA、つみたてNISAとジュニアNISAの併用はできます!ジュニアNISAはあくまでも子どもが持っている口座なので1人1口座の原則に反しません。
ジュニアNISAを活用した方がいい人
ジュニアNISAは一般NISAととても似ています。似ているところと異なるところをまとめておきます。
- 投資対象は、上場株式、ETF、投資信託など
- ロールオーバーができる
- 2023年末で新規口座開設ができない
- 一般NISAは年間120万円、ジュニアNISAは年間80万円
- 一般NISAは金融機関の変更ができる
一般NISAかジュニアNISAをどちらかに絞らないといけない場合は、一般NISAです。こちらの方が新規投資は最大5年間あるので、ジュニアより投資額を多くすることができます。
ジュニアNISAは他のNISAと合わせるのが一番良いと思います!一般とジュニアを合計すると最大年間200万円の投資を非課税で行うことができます。
また、つみたてNISAは投資信託しか対象になっていなので、つみたてNISAでじっくりと長期間の投資を行い、ジュニアNISAで株式やETFなどを購入し運用益を狙うというのはバランスがよいでしょう。
知っているのと知らないのでは、大きな差が出る
今回はジュニアNISAが急激に口座数を増やしているという話を紹介しました。いつでも引き出せるという情報や、NISAという税制を知らないとお得なことはないです。
何でもそうですが、知っていることで得したり損を回避できたりします。いつでもアンテナを張って、後悔をしない人生にしたいですね!

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