【インフレ対策】少しの「投資」が家計を助ける!物価上昇していく日本で困らないために

資産運用

円安やウクライナの戦況、流通の遅滞などを受けて日本では物価が上昇しています。アメリカの年利9%上昇にくらべ、日本では2%後半の上昇と比較的穏やかですが、今後も物価は上がる見込みです。

インフレ対策の1つに「投資」があります。物価上昇すると、貯金(現金)の価値が減ってしまい、買える物が少なくなります。そのため、(現金と比べ)価値が上がっていくものにお金を換えておくのが大切になります。

日本では「投資」の経験が少なく、悪いイメージが先行することすらあります。でも、生活で困らないように「投資」の選択肢を入れておく、もしくは知っておくのは必要です。

よくある「投資」へのイメージ

Q1.「投資」って怖いイメージがあり、損をしそう。
投資元本が保証されるものではありませんが、長期投資をするなどリスクを下げる方法があります。株式投資は経済成長に投資するので、長期的に見れば収益を生む(利益)と言われています。
貯金だけでは物価上昇により、生活が圧迫されるのは明白です。買える物が減っていく方が「怖い」です。

Q2.「投資」ができるだけの資金がない。
月100円や500円から投資ができる、証券会社があります。大金を投資に使うイメージがありますが、投資は少額でコツコツとやる方が着実に成果が出ると思います。

Q3.「投資」はギャンブルではないのか?
投資の種類によってギャンブル性を持つものもありますが、長期投資による資産形成を目指せばギャンブルではありません。
公的年金機構(GPIF)は一部の保険料を、外国株式・国内株式・外国債券・国内債券に投資をしています。年金機構はギャンブルをしません。

「投資」を何で勉強すればいいのか?

これから投資を始める場合、勉強が必要になります。残念ながら投資話には、詐欺まがい・高額情報商材・高額セミナーの存在があります。高額な費用を使ったからと言って、収益が上がるとは限りません。

YouTubeやSNSなどを使えば無料で勉強ができますが、情報量がとにかく多いです。一般的な基礎を体系的に学ぶのは、書籍が手っ取り早いです。一冊読めばおおよその考えが分かります。

オーソドックスな書籍の一部が下の3冊です。どれも分かりやすく、初めて学ぶにはぴったりです。投資関係の本を複数読むと、共通して書いていることに気づきます。

日本でも「投資」が一般的になる?

現在の日本では「NISA制度の恒久化」が話題になっています。NISAとは、投資運用で利益になった部分を非課税にするという制度です。原則は約20%が課税されるので、NISAは投資する方にとって大きな存在です。

非課税期間は最大20年か5年になっていますが、それを恒久化(ずっと非課税)していきたいと首相が訴えています。貯金が美徳とされていた日本で、投資が当たり前になってくるかも知れません。

どうすれば「投資」を始められる?

ネット証券大手のSBI証券か楽天証券で、証券口座を開きましょう。ネット証券は口座開設がスピーディーで、各種手数料が格安(もしくは無料)です。開設時には「NISA口座」を合わせて開きましょう。

関連記事:【投信】楽天クレカ積立VS楽天キャッシュ積立ー何が違う?どっちがお得?

投資を始める時の注意点
  • 間違っても銀行や郵便局で、投資信託や債券を買わない!
  • 少額から投資を始める(一気に数百万円はダメ)
  • 信託報酬(手数料)は0.2%未満のものを選ぶ
  • 投資先は「米国株」「全世界株」「国内株」「ミックス(バランス)」が無難
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オススメしたいのは、クレジットカードで投資信託を買う方法です。クレカで買うことで引き落とし口座から、資金が引き落とされます。長期投資をする場合は手間がかからないことが重要です。

どこに「投資」すればいい?株式は危ない?

10年以上投資期間を取れるなら、投資先は「株式」をおすすめします。長期投資をするとリスクを抑えながら、リターンが大きくできるからです。

下の図は、国内株式の保有期間と最高リターン・最低リターン(年率)を示しています。保有期間が長いと、最低リターンの平均が下がります。最高リターンも下がりますが、長期投資することで資産形成に大きな影響を与えます。

三井住友銀行から図を引用しています

【コストの安い投資信託の一覧】主要インデックスファンドシリーズ、信託報酬の一覧

もし株式だけでは不安ならば、株式に債券や不動産を組み入れている「バランス型ファンド」がいいです。債券や不動産は株式と異なる値動きをします。そのため、安定した値動きになります。

日々、勉強。一つの価値観で固まらない

日本にとって「投資」は距離があるかもしれません。しかし、物価高を乗り越えるために投資は一つの手段になりえます。生活を守るため、豊かにするために投資が必須になる時代が来るかもしれません。

一つの考えに縛られず、さまざまなモノの見方をしていきたいですね。

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