投資に興味を持ち、検索エンジンで情報を集めていると「Funds」という広告を目にします。企業にお金を貸して、2%前後の利子が受け取れる金融商品のようです。お金を貸し出す企業を選び、満期には元本が返ってくるしくみで、マネーフォワードやぐるなび、三菱UFJ銀行など有名企業もあります。
株式や債券と比べて「Funds」とは何が違うのか?怪しい詐欺まがいのものではないか?などと思ってしまうかも知れません。
今回は「Funds」貸付投資とは、どのようなサービスなのか?資産運用には向いているのか?をメインに解説していきます。
「Funds」とはどんな金融サービスなのか?
「Funds」とは企業へ間接的にお金を貸して利子を受け取る仕組み
ファンドと言えば投資信託を思い浮かべますが、貸付投資「Funds」と少し似ている点があります。間接投資と言われるように、私たち(投資家)は「Funds」(株式会社)に投資をします。その時、貸付先(投資を募っている企業)を選びます。

貸付先は利子を支払い、それが投資家に流れるしくみです。貸付先が事業で利益を出したり、倒産しない限り利子や元本は守られるしくみです。
投資信託と似ているのは、投資家から広く資金を集めることです。違う点は貸付先が一つになることです。投信は数十から数百の銘柄が含まれています。
仕組み自体は目新しいものではありませんが、投資家はスピーディーに投資ができる・貸付先は早く資金を手に出来ることが点があります。
主な特色は短期運用・高利率・元本返還
じわじわと人気が出てきている「Funds」ですが、そのポイントは投資のしやすさと分かりやすさがあります。株式のように値動きしないなど、見通しが立てやすいのです。
運用期間は6カ月~12カ月が多く、短期間
1年から2年ほどで満期になる設定が多く、投資をする人にとっては使いやすいです。今使っていない資金をとりあえず「Funds」で、投資しておこうという使いかたが可能です。
投資期間が長期になると貸付先の倒産リスクが大きくなってしまいます。短期運用では倒産に合う確率は下がります。

2%~3%の利率で高利回り
一般的に短期債券などは利回りが低いです。個人向け国債(3年固定利率)は現在0.05%の利率です。それに比べFundsは1,2年程度の運用で2%前後の利回りがあります。
Fundsで運用をする人の多くは、高利回りであるポイントを選んでいると考えられます。下にリンクを貼るので、利回りを見てください。
値動きすることなく満期で元本返還
投資したものは株式や投資信託のように値動きしません。10万円を投資して満期まで待つと、10万円が返ってきます。貸付先が倒産、事業の失敗などすると元本が減りますが、今までで元本が減ったことは一度もありません。

これまで169本のファンド(貸付実績)がありましたが、元本割れは起こしていません。早期分配終了は事業が成功などしたので、満期が前倒しされることです。その分、受け取れるはずの利子は減ってしまいます。
「Funds」と社債との違いは?
企業に貸し付けると聞いて、社債を思い浮かべる人も多いでしょう。証券会社などの金融機関を介して買い付ける社債と、Fundsを通して企業に貸し付ける違いについて比較していきましょう。
Funds | 社債 | |
買える場所 | Funds | 証券会社 |
取扱銘柄 | 多い | 少ない |
利回り | 高い 2%前後 | 低い 0.5%~1.0% |
期間 | 短い | 長い |
最低購入価格 | 1円~ | 10万円~、100万円~ |
投資優待 | あり | なし |
格付 | なし | あり |
Fundsと社債の大きな違いは、期間の長さと最低購入価格です。社債は5年から10年ほどが多いのに対し、Fundsは1円から投資ができるので少額でも多くのファンドに投資ができます。
社債を1本だけ持つ、というのはリスクが高いので複数の社債を持つ必要があります。最低購入金額が大きいので、トータル的に投資資金額が膨らんでしまいます。
「Funds」のメリット
手軽に投資ができ、期間が短いのでリスク低め!
Fundsは1円から投資ができるので、同時に複数のファンドを買い付けることができます。投資は「リスク分散が鉄則」です。少額で投資する時でも、リスク分散が可能です。
またリスクを下げる工夫として、期間が短く設定されています。当然、期間が短い方が倒産に合う確率は低いです。
楽天証券専用の投資先あり!キャンペーンあり!
Fundsは楽天証券から出資を受けてビジネスをしています。そのため、楽天証券でしか買えないファンドがあります。しかも、一定額以上の投資で3,000Ptがもらえるキャンペーンもあります。

「Funds」のデメリット
長期投資には不向き、短期で利子が欲しい人向け
満期までの期間が2年ほどと、ほったらかしで長期投資するには向いていません。満期後に新しいファンドに出資することで、資産が成長していきますが手間がかかります。
使いかたの例は以下の通りです。
2年ほど使わない資金があれば、2%ほどの利子が年間に得られます。10万円を投資するとして、年間2千円の利子になります。ちょっとしたポイ活感覚で投資することが可能です。
投資したい時にいつでも投資できるとは限らない
ファンドへの投資は先着順が多く、応募金額に達していると投資することができません。抽選になることもあります。
投資を希望するならFundsのサイトを定期的に見る必要があり、投資までの準備時間がいります。
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