米国株や全世界株が定番となっている中、日本株に投資する意味はあるの?
もちろんあります!日本株だけのメリットが!
今回は「高配当株ETF」で考えていきましょう。
今回は、現在上場している「高配当株ETF(インデックス型)」を紹介しています。9月7日から東証に上場する、アクティブETF(日本高配当株)の記事はこちらから!
国内高配当株を選ぶ理由
分配金・配当金の受取額が予想できる!
高配当株ETFと言えば、米国ETFのVYMやSPYDが有名ですが分配金・配当はドルの受取となります。毎回、同じドルの額を受け取っていても円に替える時に為替の影響を受けてしまいます。
分配金10ドルを受け取った場合、1ドル=150円なら1500円、1ドル=120円なら1200円と、受け取る円の額が変わってしまいます…
関連記事:【東証ETF】国内初!アクティブETFが解禁され資本市場が活発化へ~6本のETFを解説~
日本株ETFなら受取額の前後はあるかもしれませんが、為替ほど大きく動きません。生活費や年金の足しに分配金を考えている方など、日本株から円で受け取った方が家計の計算がしやすいのです!
NISAを使って完全非課税で分配金を受け取れる!
株式投資をしている方は、NISA(少額投資非課税制度)を利用されていると思います。この制度は日本の政策なので、米国など海外株式の譲渡益や配当・分配金には課税されます。
なお、米国は譲渡益と配当等への課税率は10%です。NISAでVYMを買って分配金を受け取ると、米国で10%課税され残りの90%を受け取ります。
長期投資をしながら配当金や分配金を受け取る方にとって、税金は大きな問題です!10%の課税なしで、20年を運用・分配金の受け取りを考えたら…日本株の魅力に気づきます!
日本には知っている高配当銘柄が多い!
高配当銘柄は、大型株で収益が安定している有名なものが多いです。日本にあるトヨタ自動車やJTやオリックスなど投資家にも人気があります。
配当銘柄や高配当株ETFを選ぶ場合は、構成銘柄を参考にします。その時は自分の知っている銘柄がある方が、事業のイメージがしやすく選びやすいですね。
日本高配当株ETFのおすすめ5本!
上場インデックスファンド日本高配当
東証上場銘柄のうち、時価総額と予想配当利回りで選ばれた100銘柄で構成されます。TOPIX1000と東証REIT指数の構成銘柄から、それぞれ90銘柄と10銘柄が採用されています。
銘柄コード | 信託報酬 | 純資産総額 | 分配金支払回数 |
1698 | 0.308% | 259億円 | 年4回 |
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動
上場している普通株式のうち、今期予想配当利回りが高い70銘柄で構成されます。配当の継続性や流動性を考慮して銘柄が選ばれます。
銘柄コード | 信託報酬 | 純資産総額 | 分配金支払回数 |
1577 | 0.352% | 797億円 | 年4回 |
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動
日経平均を構成する銘柄のうち、配当利回りが高い50で構成されます。利回りウェート方式をとっているため、配当利回りが高い銘柄の割合が高くなります。
銘柄コード | 信託報酬 | 純資産総額 | 分配金支払回数 |
1489 | 0.308% | 1,017億円 | 年4回 |
グローバルX MSCIスーパーディビィデンド日本株式
上場する株式、REITのうち相対的に高い配当利回りを示す25銘柄で出来ています。不動産投信が入っているのが特色です。各セクター割合が20%を超えないように調整され、均等ウェイトの割り当て。
銘柄コード | 信託報酬 | 純資産総額 | 分配金支払回数 |
2564 | 0.429% | 573億円 | 年4回 |
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り
配当性向や継続性、財務内容(ROEや自己資本比率等)に着目した上で、配当利回りが高い銘柄40~100程度で構成されています。銘柄数は固定されておらず、流動的な運用になります。
銘柄コード | 信託報酬 | 純資産総額 | 分配金支払回数 |
1478 | 0.209% | 540億円 | 年2回 |
SBI証券や楽天証券は買付手数料を無料に!
最近の経済ニュースで話題になっているのが、SBI証券と楽天証券が国内株売買手数料を無料にすることです。現物・信用を問わず無料になります。米国株では一部、無料となる銘柄がありますが数は少ないです。
日本株で資産運用をする追い風となります。SBIは9月30日から、楽天は10月1日から約定した銘柄の手数料が無料になります。
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