【配当株投資】配当太郎さんの「年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資」から学ぶこと!

資産運用

物価上昇の対策や毎月の収入を増やしたいなら「配当株投資」が王道です!株式を購入し、年に数回の配当金をもらうことで家計は改善します。

私も日本の配当株や高配当株へ投資していますが、「不労所得」をえていることが実感できるので続けやすい投資手法です。

今回は、人気の書籍「年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資」を紹介します。マネー本や投資本が多くあふれていますが、初心者の方にも分かりやすい内容にまとめられています。

Twitterフォロワー数9万人をこえる、人気投資家「配当太郎」さんの著書です。分かりやすく、理論もしっかりとしていることから、販売から1カ月で3万部以上が売れています。

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高配当株投資ではなく「配当株投資」

配当太郎さんの「配当株投資」は、JTや三菱UFJ、ソフトバンクグループなどの銘柄を長期保有する高配当株投資とは異なります。配当利回りに注目しますが、増配銘柄を長期保有するタイプになります。

現在、高配当株のランキング上位には海運業が複数入っています。利回り10%を超えているものもあります。これはコロナ禍が落ち着きを見せ、需要が復活しているからで永続性はありません。企業もそれを分かっているので、配当を多めに出すのです。

投資する対象は、・しっかり配当金を出す銘柄 ・配当金を増やしていく銘柄。絞っている点が投資を始めやすくしています。

じっくりと配当金と追加投資で育てる「配当金ダルマ」

本の中では、配当株は「買うもの、殖やすもの」であり、売るものではないと書かれています。その理由は「複利の効果」を最大限に生かせるからです。配当太郎さんは銘柄から得られた資金を「配当金ダルマ」と表現されています。

株価が常に動き予測はできませんが、配当金は予想配当と言う形で企業からプレスされます。配当金を得続けるには、株式を保有する必要があります。

配当金ダルマ

1.証券会社を通じて株式を買う
2.投資先の企業が利益を上げる
3.配当金が増配される
4.配当金の一部/全部を再投資する
5.労働収入の一部で株を買い増す
6.配当金が大きくなる!
これを繰り返し「配当金ダルマ」が成長する

関連記事:【高配当ETF】NF野村日本株高配当70、NF日経平均高配当株50どちらのETFがいいのか?

配当金を計画的に増やす3ステップ

具体的な計画が紹介されているので、今から投資を始める方にも配当株投資ができるように工夫されています。配当株=難易度が高い、というイメージがありますがそんなことはありません。

1stステップ 投資金100万円で株式を買う

投資金額 100万円 配当金2~3万円(年)

なぜ100万円から投資を始めようと言っているのか、それは配当金の魅力を実感するためです。年間2~3万円の配当が見込めるため、モチベーションを保ちやすいと太郎さんは言います。

または配当金を取りこぼさないために、投資時期をできるだけ早くすることを推奨しています。国内株は年に二回に配当を出すところが多いです。二回の決算日までに株を持っている必要があります。

資金が100万円ない場合でも、私はコツコツと配当株を積み立てればいいと考えます。配当金が数百円、数千円でもうれしいと私は感じたからです!また100万円が貯まるまで待つと、開始する時期が遅くなってしまいます…

2ndステップ 年間12万円の配当金をめざす

投資金額 おおよそ400万円 配当金12万円(年)

100万円から400万円に資金を大きくしていくために、5年から10年ほどの時間をじっくりかけましょう。配当金を再投資しなくても、月3万円で8年ほど経つと300万円を追加投資することができます。

配当金は投資額が大きくなれば、その分大きくなります。しかし、生活費の予備費などが確保できていないのに配当株を買うのは危険です。損失が出て生活を圧迫すると、長期投資するメンタルが維持できません…

3rdステップ 投資金1000万円を目指す!

投資金額 1000万円 配当金30万円(年)

投資の世界では1000万円が一つのターニングポイントになります。運用しているうちに、資産が見る見ると成長していくからです!

配当株投資では年間30~40万円の収入があるわけですから、家計は大幅に改善されます。配当金による充実度が体感できます。

配当金のすべてを再投資に回すと、さらに資産は大きく成長していきます。


配当太郎さんは、1000万円ほどになると銘柄は5つぐらいにしておく方が管理しやすいと主張しています。投資の世界では分散投資は鉄則なので、意外な意見でした。

たしかに長期投資をしていく上で必要なのが、手間やストレスをかけすぎないことです。20ほどの銘柄がある場合は、資産配分の調整に時間を取られたり損益でストレスがかかったりするでしょう。

なおオススメの業種も挙げられています。
「銀行・金融」「保険」「通信」「商社」の5つは安定して稼げる=安定して配当を出す・増配の期待が持てる、と理由付けしています!

増配銘柄を選ぶ重要なポイント

安定して配当金を出す・増配が期待できる銘柄を探すのは、配当株投資の肝にあたります。本書でも選ぶヒントが多く紹介されているので、参考に出来ます。

  1. 大型株から選ぶ
    大型株は日本の時価総額上位100に入るものです。大型株は成長性より収益の安定性が期待できるため、配当金が安定する傾向にあります。
  2. 参入障壁が高い業種から選ぶ
    通信や銀行、保険などは政府から許可等をもらって行います。また新参企業が入り込んでも大きく成長しずらいので、大手が強いです。
  3. ストック型ビジネスを行う銘柄を選ぶ
    通信や保険はお客さんから定額で料金をもらいます。急激に売り上げが落ち込むことは少ないでしょう。収益の安定性につながるビジネスをしているのが、配当株投資に向いています。
  4. 3割以上のシェアを持つ銘柄を選ぶ
    安定につながるのは市場に占めるシェアの大きさです。通信や保険などは寡占(かせん)が進んでいるので、収益が得やすいです。

家計を改善+老後資金の形成は「配当株投資」が最適!

私は配当株投資やインデックス投資をメインにやっています。老後資金に備えるなら、インデックス投資が効率的です。

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インデックスの難点は現状が変わらないことです。投資期間が長くなると、WEB上で保有残高が大きくなるのを確認できますが数字が変化しただけです。家計には1円も入りませ。

一方、配当株投資は配当金を生活費に充てることもできます!長期投資を続ける刺激になることは間違いありません。収益の安定した銘柄を買う、シンプルなプロセスで資産形成しよう。

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