【新NISA】投資信託や株式は売ったらアカン!「すぐ売る」のは負けの王道パターン

資産運用

「損切り民」なるワードがXなどのSNSで続出しています。新NISAで投資をはじめた方が、最近の株価の変動で(-2%~+5%ほど)驚き、投資信託や個別株を売却していますケースが多いようです。

その時点で「投資の基本」や新NISAが意図している所を、分かっていないんじゃないか?そう考えたので、今回の記事は、投資で失敗しない=投資でリターンを得ることをメインに解説していきます。

投資の原則は「分散・積立・長期」

分散は銘柄分散だけではない!

分散は分けることです。投資の有名な格言に「卵を1つのカゴに盛るな」があります。

カゴ1つにまとめてしまうと、カゴを落とした時にすべての卵がつぶれてしまうためです。株式に例えれば、株式を1銘柄のみを持つより5銘柄の方が株式全体の安定性(価値がゼロにならない確率)は高いです。

でも分散は、株式(銘柄)を複数持つだけではありません。

  • 銘柄を複数持つ
    トヨタ自動車、武田薬品、NTTなど。銘柄を複数持つには、インデックスファンドが最適!TOPIXで2,000銘柄、オルカンで3,000銘柄ほど。
  • 資産の種類を増やす
    株式(投資信託を含む)と現金、現金と国債など。投資初心者の方は、現金を多めに持ち株式を少なめで。
  • 買うタイミングを分ける
    積立につながりますが、買うタイミングを分けることで高値つかみを防げます。明日の価格は誰にも分からないので、分けた方が無難

他にも、業種を分ける、証券会社を分けるなどあります。

積立は分割して定額で買う!

積立は投資初心者の方にとって、大切なキーワードになります。今やクレジットカードでポイントをもらいながら買付できますし、証券口座に入金を必要もありません。

「ドルコスト平均法」と呼ばれる、定期的な定額買付(月1万円分買うなど)は商品の高値づかみを防げます。

積立投資のメリット!投資信託で買うVer.

  • 基準価額が安い時は、多くの口数を買う
  • 基準価額が高い時は、少ない口数を買う

投資の基本、安い時は多く買って高い時はあまり買わないが積立をやると自動でできるわけです。

投資信託の積立は、証券会社によりますが月100円~可能です。まとまったお金がなくても投資が実行できます。

長期で「複利の力」を借りる!

長期投資こそ投資の醍醐味が、詰まっていると考えています。元本割れのリスクを下げ、またリターンを大きくできます

資本主義では富(株式など)は富を生み続けるしくみとなっているため、長期的に見ると株式などは価格が上がっていきます。

15年以上投資する元本割れリスクはほぼゼロになると言われています。というもの、日本株式のリスクは+28.6%~-5.7%(年率)の振れ幅で収まります。(約68%の確率、GPIFより)

プラスの収益で収まることが多いので、運用期間が長ければプラスに行く可能性が高まります。これが15年以上の投資期間があれば元本割れリスクはほぼゼロ、の根拠となります。

複利が大きなリターンを生む!

株式は配当が出されますが、それを使い株式を買うとさらに投資リターンが高められます。(配当の再投資)

タマルWEBより引用

図では投資期間が長くなればなるほど、資産額が大きくなることを示しています。

新NISAで投資信託をクレカで長期投資する!

新NISAは、老後の資金を国民自身で作ってもらう事・日本の株式市場を活性化することなどを意図した政策です。そのため短期売買(買ってすぐ売る)長期投資をしてはじめて、NISAの恩恵を受けられる設計です。

損をしたくないなら、以下の事をやり通しましょう!

買い付けるのは投資信託(インデックスファンド)

投資信託は株式が集められた金融商品で、分散効果に優れており、クレジットカードで定額購入できます。買いやすいのは長期投資を実行する上でコツになります。

選ぶのは個人投資家に人気のある、eMAXIS SlimかSBI・Vか楽天プラスシリーズがおすすめ。投信の名前は違えど、インデックス(S&P500などの指数)が同じならリターンは同じです。

関連記事:【朗報・投信】楽天プラスシリーズにナスダック100とSOX(半導体株)ファンドが入る!

万人向けは、米国株S&P500全世界株オール・カントリー(オルカン)です。新NISAで買われている投信はほぼ2本です。

為替リスクをあまり気にしたくない、リスクを下げたい人は日本株TOPIX(東証株価指数)がおすすめです。現在、日本円は歴史的な円安=米国株や世界株を多く買えない、を意味します。

買う時1ドル=150円で、売る時100円になっていると為替損する可能性があります。

株価は上下しながら上昇していくもの

株価はリスク(価格の振れ幅)があります。毎日上下に動くため、マイナス3%のこともあればプラス5%のこともあります。長期投資をする上で毎日の株価チェックはほぼ無意味だと考えます。

20年後に売却する投資信託の今の価格を気にすることは、重要ではありません。クレジットカード決済で自動的に買う方法を使い、あとはほったらかしにするのがメンタルにも良いです。

コメント