【教育費の準備】学資保険VS米国株投資どちらが資金を用意できる?

資産運用

日本では世帯の所得が伸び悩んでいますが、大学などの授業料は上昇の一途をたどっています。低金利の中で預金では元本が増えにくい状態が続いています。学資保険も低金利政策の影響を大きく受けるので、以前に比べ返戻率は低くなりました。

今世界中では、米国株投資がブームとなっており本屋に行けば関連書籍が多く並んでいます。その米国株投資で教育資金の用意はできないのでしょうか

今回は、学資保険と米国株投資を比較しながら「教育費をしっかりと用意できるのはどちから?」を考えていきます。

学資保険はソニー生命の学資保険で比較

学資保険の代名詞 高い返戻率で人気

ソニー生命と言えば「学資保険」とイメージするほど、学資保険を検討する方にとっては必ず選択肢に入ります。人気の理由は返戻率です。

シミュレーション

契約者:30歳 子ども:0歳 月払保険料15,788円10年間払い込む

子どもが18歳~22歳に毎年、40万円ずつ学資金を受け取る

この場合、契約者が払い込む保険料の総額は1,894,560円となります。受け取る学資金の総額は2,000,000円です。

2,000,000÷1,894,560円×100=約105.6%になります!

返戻率105.6%は学資保険の中でもかなり優秀な数字になります。

お子さまの大学などの進学時に備えるならソニー生命の学資保険
ソニー生命

学資保険の保障面は×

返戻率は優秀ですが、学資保険全般に言えることですが難点は保障が充実していないことです。契約者に万が一の事態があった時に、保険料の払込が免除され学資金を受け取ることができます。

保障は200万円です。この金額では子どもの進学や生活を守ることはできるわけはありません。

通常は、定期保険や終身保険、収入保障保険などに加入して死亡や高度障害に備えるでしょう。

学資保険を投資として考えた場合

今回の学資保険は10年間で払込、8年後から40万円を受け取るプランです。18年以上、資金が拘束されています。これは学資保険の大きなデメリットです。

もし、保険料を払っているうちにもっと良い学資保険が登場したら?日本国債の金利が上がって返戻率を越えるなら?と絶好の機会を逃すこともありえます

また18年以上お金を自由に使えない状態が続きますが、18年プラス5.6%です。年利ではなくトータルの期間で、5.6%です。受取期間は保険料を払い始めて、22年後にもありますが簡単に計算してみると。

収益率5.6%÷18年=0.31%/年利率

これは200万円近い資金を長年使えないにも関わらず、低いリターンです。学資保険は途中解約するとほぼ元本割れするので、元本割れリスクは高いです。

ハイリスク・ローリターンが今の学資保険の現実です。

米国株投資で教育資金を用意する

米国株投資は多様な方法がある

米国株投資には、さまざまな方法があります。米国企業に資金を投資するのは直接的・間接的に行う方法があるからです。主な方法としては、

  • 米国個別株投資
  • 米国株式インデックス・ファンド投資
  • 米国ETF投資

などが挙げられます。今回はもっともポピュラーで、初心者にもやりやすい「米国株式インデックス・ファンド投資」を選びます。

なぜ米国株式インデックス・ファンド投資なのか?

米国株投資と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。私の個人的な意見ですが、日本株より米国株の方がやりやすいと思います。

米国株投資をすすめる理由
  • 右肩上がりの成長率を期待でき、長期保有することで収益が期待できる
  • 日本株は株価が上下するだけで、売却する時期が難しい
  • ブームにより証券会社の手数料が安くなった、無料になった
  • 情報化と米国株ブームで情報が手に入れやすい など

その中でインデックス・ファンド(投資信託)を使って、投資するのは簡単でコストが安いからです。

投資信託の場合は

  • 100円から買付することができる
  • 手数料(信託報酬等)が非常に安くなってきており、運用しやすい
  • 10,000円や20,000円など定額で投資することができるので、家計の計算がしやすい など

米国個別株は中級者向けだと思います。将来的に伸びる企業を探したり、株価が高くない時に買付しないといけないので少し難しいです。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)で積立投資する

米国株式インデックス・ファンドの代表格

今回は三菱UFJ国際投信が運用する、大ヒット投資信託 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)で考えます。この投資信託は低コストを追求し、信託報酬は0.09%と格安の設定となっています。

信託報酬は毎年かかる手数料となります。管理費のようなものです。0.09%は100万円を運用していても、年間900円ほどしかかかりません。以前の投信は3%など多数ありましたので、いかに低コストか分かります。

15,000円を10年間積立すると…

このインデックス・ファンドは米国の優秀な企業500社に投資するものです。ファンドを買うだけで、500社に投資できるのでリスクの分散ができます。

この500社の株価の成長は年平均7%ほどと言われています。(2001年から2020年の期間)ということは、このインデックス・ファンドも将来的には年平均7%で成長することが見込めます。

あくまで平均ですので、年によってはマイナス10%やプラス3%などあります。長期間の運用成績をならし場合の数字になります。

高い成長率が期待できるのが、米国株投資の一番のメリットです!

シミュレーション見出し

月15,000円を10年間、投資信託を定額積立する

年利は7%よりやや低い5%に設定する:年複利で計算する

運用の結果

投資元本:1,800,000円(15,000×12×10)

受取総額:2,235,270円(税引き前)

収益:プラス525,270円

返戻率:129.2%

長期投資すれば収益が出る可能性は高い

年利7%はあくまでも平均ですが、米国経済の成長率の高さには圧倒されます。「投資は元本割れするから怖い」と言う人もいるかもしれませんが、

一般的に10年から15年投資することで、限りなく収支はプラスになると言われています

教育費の準備で一番怖いのは、十分は教育費が用意できないことです。十分な額が必要となってきます。

今回紹介した米国株投資は、強い味方になってくれるかもしれません。

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