米国株への投資が人気ですが、株価指数ではS&P500とNASDAQ100が代表的です。米国企業の精鋭を500社、100社選び数値化したものです。
特に米国ETFではS&P500をしのぐ成果を出しているNASDAQ100に連動した「QQQ」が注目されています。ハイテク大型株の比重が大きく、GAFAMの成長とともに株価も上がり過去最高値を更新しています。
現在、QQQの株価は約360ドル(4万円)となっており定期買付するには少し大きな金額です。では、QQQを少額から、また5,000円などキリのいい数字で買付できないか?
答えはできます。NASDAQ100に連動した投資信託(インデックス・ファンド)は国内でいくつかあります。
今回は、NASDAQ100に連動した投資信託を紹介したいと思います!
NASDAQ100に連動する投資信託
NASDAQ100とは?
米国NASDAQ市場に上場する企業のうち、100社で構成される株価指数です。新興企業が上場しており、米国を代表する情報技術関連の企業が多いです。アップル、フェイスブック、テスラ、マイクロソフトなど時価総額が大きい企業が入っています。
投資信託の名称 | 運用会社 | 信託報酬(年) | 純資産額(百万円) |
NASDAQ100 3倍ベア | 大和アセットマネジメント | 1.52% | 432 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 大和アセットマネジメント | 0.99% | 102,901 |
NASDAQ100 3倍ブル | 大和アセットマネジメント | 1.52% | 4,202 |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 三菱UFJ国際投信 | 0.44% | 14,458 |
インデックスファンドNASDAQ100 | 日興アセットマネジメント | 0.48% | 13,137 |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 大和アセットマネジメント | 0.50% | 32,806 |
PayPay投信 NASDAQ100インデックス | PayPayアセットマネジメント | 0.42% | 264 |
NZAM・ベータ NASDAQ100 | 農林中金全共連 | 0.44% | 1,734 |
米国ETF「QQQ」が注目されていることもあり、NASDAQ100に連動する投資信託(インデックス・ファンド)が設定・開設されるものが増えてきました。
新しいところでは、PayPay投信 NASDAQ100インデックスや eMAXIS NASDAQ100インデックス などです。信託報酬も他に比べると低く設定されています。
NASDAQ100に連動する投資信託は少し信託報酬等コストが高めです。S&P500に連動するものは0.1%ほどの信託報酬ですが、約4倍ほどになっています。
またブル・ベア型のように株価指数の動きを2倍、3倍にするような投資信託が多いです。そのような投信は信託報酬も1.0%~1.5%と高くなっています。
米国ETF「QQQ」と比較してみる
一番の違いは信託報酬、経費率の大きさです。QQQの経費率は年間0.2%程度なので、NASDAQ100に連動する投資信託に比べ半分のコストで済みます。
しかし、ETFは上場している投資信託のために購入手数料がかかります。国内の証券会社では国内株式の買付は一定の取引額まで無料にしているところが多いですが、海外ETFの買付に手数料がかかるところがほとんどです。
購入手数料は約0.5%に設定しているところが多いです。購入する時にコストはかかるが、運用している時にやや低いコストになります。
一方の投資信託は、購入手数料を無料にしているものがほとんどです。(ノーロード)この違いを踏まえた結論は下の通りになります。
まとまった金額で買付し、運用する場合は米国ETF「QQQ」を買付した方が低コスト!
少額投資や定期買付の場合は、NASDAQ100の投資信託の方が低コストになりやすい!
NASDAQ100の投資信託はコストはかかるが、成長が見込める
NASDAQ100は米国企業の中でも、情報技術関係の企業に特化した株価指数です。GAFAMなどに投資をしてこれからの成長に期待したい人にとっては魅力的な投資先になります。
今回見たように、NASDAQ100はS&P500や全米株式に投資することに比べややコストがかかります。しかし、今のところS&P500を比べての格段の成長を見せています。

コストに見合った成長性が見込めるので、NASDAQ100に連動した投資信託に投資するのも大きな選択肢となります!
コメント