【月3万円の配当金を目指す】という魅力的なタイトルが付いた動画が、本日(2021年9月1日)に配信されました。米国高配当株に投資するしくみや魅力について、分かりやすく伝えておられます。
今回は、バフェット太郎さんの動画から配当のしくみや米国株投資の魅力について書きます。自分の投資スタイルを見直したり、これから投資をはじめる方におすすめの内容です。
バフェット太郎さんと言えば?
『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』というインパクトがある書籍を発行されています。2019年に発行されているのですが、今の米国株ブームを予見しているような内容です。
また日本一アンチの多い「米国株」ブロガーとして自称されています。YouTubeではとても丁寧な口調で解説されていますが、書籍やTwitterでは過激な口調で発言されています(笑)
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資動画の主な目次
「配当」とはなにか?
企業は株主のものであるので、企業が利益を出した場合その一部を受け取る権利が株主にあります。
配当性向とは、利益のうち配当金に回す割合です。その割合を見ることで、増配・減配などの予測ができます。配当性向が高すぎると、減配する可能性が高いかもしれません。
利益の一部は、設備投資するなど事業の成長のために使われます。しかし、P&Gのような生活必需品を扱っている企業では、成長性が見込めないために株主還元=配当金をあつめにしているのです。
P&Gは65年連続増配企業となっています。事業の大きな成長性は見込めませんが、安定した配当金を期待することはできるでしょう。
配当性向を見ながら、企業の事業を見ることで将来の配当額を予想できそうです。
配当金を出す企業と出さない企業
配当金を出さない企業のほうが成長性が見込めるので、株価の上昇が期待できると考える人もいるでしょう。
利益を事業に再投資した方が、業績が上がるので株主の利益につながるからです。しかし、再投資=事業の成功は約束されておらず企業は一定のリスクを負って事業を行います。
その論拠として、バフェット太郎さんは大型配当株と小型低配当株を比べています。
米国高配当株ETF(VYM)と無配・低配当の小型株ETF(VTWO)の10年間の成績を比べると、
大型株12.6%(配当金を再投資せず) VS 小型株12%
なぜこのような結果になったかというと、事業に再投資しても満足いく成果が得られなかったからです。設備投資をしても成功するとは限りません。
また若い企業ほ業績はズタボロで、大型高配当株の通信・日用品銘柄などは大きく業績が傾かず安定していると言われています。
配当株投資の注意点
配当利回りが高ければいい、というわけではありません。平均3~4%が利回りの平均で、高配当と呼ばれます。
もし利回りが10%ほどなら、将来の限界、減配を織り込んでいると投資家は考えるでしょう。実際、減配や無配になると株価は暴落してしまいます。
無配プラス株価の下落という事態は避けたいところです。これが利回りの高さだけを見てはいけない理由になります。
加えて参考になるのが「景気に合わせたセクター(業種)選び」です。
好況 | 後退 | 不況 | 回復 |
一般材 | エネルギー | 生活必需品 | テクノロジー |
素材 | ヘルスケア | コミュニケーション | |
資本財 | 公益 | 金融 |
下落相場にも、上昇相場にもメリットあり
株価が下がっても、配当金を再投資することで安くなった株を買い増しすることができます。安く買った株が上昇相場になれば、配当株でもキャピタルゲインが期待できます。
このように配当金は投資家のプロテクターのような役割を持っています。
配当貴族指数とS&P500の比較を比べることで、パフォーマンスに大きな違いが出たことを紹介されています。2009年以降から2つの指数の開きは大きくなっています。
高配当投資のデメリット
優良配当株に投資し、配当金を再投資しつづけることがお金持ちになる再現性の高い方法です。
しかし、時間がかかるのがネックです。数年で1億円を手にしたい!と考えている場合は、他の投資法を検討する必要があります。
高配当株投資には魅力がたくさん詰まっている!
今回はバフェット太郎さんの動画から、高配当株投資のしくみと魅力を見ていきました。個人的には値上がりを狙う個別株投資よりも、配当株投資の方がやりやすいと思います。
配当金が出るので、株価の下落ショックを和らげたりできるからです。インカムゲインとキャピタルゲインの2つを期待する方が、精神衛生にも優しいはずです!
高配当株投資は配当金が定期的に入ってくるので、「お金が働いているな」と実感できる方法です!
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