SBIアセットマネジメントは先日11本のファンドを設定しましたが、新たに2本のファンドを追加します。2023年7月12日から日本株ファンドの運用が始まります。
2024年から始まる新NISAに向けて、SBIグループはサービスを充実させていきます。今回は新しくサクッとシリーズに使いされる、2本のファンドを解説していきます。
「サクッと」に加わる新しい日本株ファンド
日経225とTOPIXに連動するファンド
新しく加わるファンドは、「SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンド」と「SBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンド」です。ともに日本市場を代表する株価指数。
サクッと日経225はiシェアーズ・コア日経225 ETFを通じて日本株に投資をするもので、運用会社が直接株式を買うものではありません。
iシェアーズ・コア日経225 ETFは、純資産総額1兆円を超えるファンドで現在の基準価額は33,000円程度です。銘柄コードは1329。1株でも3万円ほどかかるので、投信で買うと買付金額を任意に決められます。
サクッとTOPIXも同様にiシェアーズ・コアTOPIX ETFに投資をします。現在の基準価額は2,300円程度です。銘柄コードは1475。1株は安いですが、端数が出てしまいます。
ファンド名 | 信託報酬 |
SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンド | (実質)0.1133% |
SBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンド | (実質)0.1133% |
数年前から投資ブームが始まっていますが、とりわけS&P500を中心とした米国株が注目されていました。今では日本株の良い所も認識されているので、今回のような日本株ファンドが登場するのはありがたいです!
日経225とTOPIX、どちらがいい?
日本を代表する株価指数である、日経225とTOPIX。知名度では日経平均のほうが高いですが、投資をする場合はどちらを選べばいいのでしょうか?
日経225は名称から分かるように銘柄は225で業種を代表するものが選ばれています。TOPIXは東証プライム(旧東証一部)の全銘柄で構成されています。分散効果が高いのはTOPIXです。
迷うならリスク分散が効いている、TOPIXを選べばいいと思います。
SBIの「SBI・V」と「サクッと」シリーズの比較
ファンドラインナップを比べる
新しいファンドの追加で、SBIアセットからのシリーズが充実してきました。以下にラインナップをまとめます。
関連記事:SBI、バンガード系とiシェアーズ系ファンドを11本追加!オススメのファンドと使いかた
日本株 | SBI・iシェアーズ・日経225 | サクッと日経225 |
SBI・iシェアーズ・TOPIX | サクッとTOPIX | |
米国債券 | SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックスF | サクッと米国総合債券 |
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックスF | サクッと米国適格債(1-5年) | |
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックスF | サクッと米国ハイイールド債 | |
SBI・iシェアーズ・サクッと米ドル | サクッと米ドル | |
純金 | SBI・iシェアーズ・サクッと純金(為替Hあり) | サクッと純金(Hあり) |
SBI・iシェアーズ・サクッと純金(為替Hなし) | サクッと純金(Hなし) |
米国株 | SBI・V・S&P500インデックスF | SBI・V・S&P500 |
SBI・V・全米株式インデックスF | SBI・V・全米株式 | |
SBI・V・米国高配当株式インデックスF | SBI・V・米国高配当株式 | |
SBI・V・米国増配当株式インデックスF | SBI・V・米国増配株式 | |
SBI・V・米国小型株式インデックスF | SBI・V・米国小型株式 | |
全世界株 | SBI・V・全世界株式インデックスF | SBI・V・全世界株式 |
SBI・V・世界小型株式(除く米国)インデックスF | SBI・V・世界小型株式(除く米国) | |
先進国株 | SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックスF | SBI・V・先進国株式(除く米国) |
新興国株 | SBI・V・新興国株式インデックスF | SBI・V・新興国株式 |
SBI・Vは米国株、サクッとは米国債券・日本株が多い
Vシリーズは株式のみのラインナップで、リスク・リターンは全体的に高めです。投資期間が長期に取れる方やリスク許容度が高い方はメインに組み入れましょう。
サクッとシリーズは、債券や日本株がメインでリスク・リターンはVより下がります。日本株だけで運用もできますし、株式ファンドメインで運用をして債券ファンドを加えるというのも効果的です。
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