2024年から始まる、新NISAに向けて証券会社の熾烈な戦いが起きています。国内株の手数料無料に続き、ついに米国株・海外ETFの取引手数料が無料になります!
新NISA口座内での取引が条件となるために、1年間では240万円(成長投資枠)が上限となりますが大幅なコスト削減ができます。
米国株・海外ETFの買付手数料が無料に!
松井証券は先立って新NISAで米国株・ETFを買う場合、買付手数料無料に設定しました。ネット系証券のSBI証券、楽天証券も追従する形で同様に無料とすることを発表しました。
取引コストの安いネット証券では、これまで米国株や海外ETFを買う時に約定代金の0.5%ほど手数料が発生していました。決して小さくはない手数料です…
米国株や海外有価証券は、数多くの金融機関を経て取引するためにコストが発生します。無料にするのは、証券会社(販売会社)が利益を小さくしてでも投資家の囲い込みをしたいという戦略です。
国内株・投資信託の買付手数料が無料!
米国株の取引手数料無料に先立って、国内株の無料プログラムが発表されていました。証券会社にとって手数料は大きな収益の柱なので、インパクトがある発表でした。新NISA以外の口座でも手数料は無料です。今年の9月から手数料無料をする証券があります。
国内株の取引手数料無料は、取引コースを設定・変更する必要があるので注意が必要です。
楽天証券は10月1日から「ゼロコース」の設定ができるので、コース変更が必要です。変更しない場合は、1回の取引で55円の手数料が発生することがあります。
SBI証券はスタンダードプラン・アクティブプランのどちらを選んでも無料になりますが、各種報告書をすべて電子交付に切り替える必要があります。取引報告書など郵送で受け取っている方は注意。
松井証券は新NISAでの取引が無料となります。現在、現物・信用取引の約定代金により手数料が必要です。50万円以下の取引なら無料。
NISA口座は楽天証券かSBI証券が王道!
証券会社を選ぶには?投資をはじめる方がイチバン悩むことです。。。
結論から言うと、口座数の約60%は楽天証券とSBI証券なのでどちらかを選んでおけば大丈夫!私は両方の口座を持っていますが、大きな差はありません。
楽天証券は分かりやすいサイト、楽天ポイント投資
楽天証券はイメージとしてサイトが分かりやすい設計で、投資系の解説記事が充実しています。若い方や女性の利用者が多いと思います。
楽天ポイントを使って投資することができます。また楽天カードを使って投資信託を毎月買って、ポイントを0.5%分貯めることができます。
最近は楽天モバイルが大赤字で世間をにぎわせていますが、楽天カード・楽天銀行・楽天証券などの金融系は好調です。安心して口座を開けます。
SBI証券は投信マイレージ、貯めるポイントを選べる
メイン証券としてSBI証券を使っています。一番の魅力は「投信マイレージ」サービスがあることです。毎月、保有している投信保有額に応じてポイントがもらえます!ポイントはVポイント(三井住友系)、dポイント、Pontaポイント、JALポイントなどから選べます。
楽天とSBIの大きな違いは、投信を貯めてポイントがもえらるかどうかです。SBIは毎月、ポイントがもらえますが楽天はもらえません。それ以外は同様のサービスです。
楽天・SBIを外す理由はある?
二大証券を使わない場合は大きな理由がいると思います。通信キャリアはauでPontaポイントを貯めている、野村證券で限定販売のインデックスファンドを買いたいなど。
それほど楽天証券とSBI証券はサービス、コストから見ても優れています。
新NISA投資戦略
米国株・海外ETFを定期買付サービスで買う
米国株は1株単位で買うことができるため、定期買付サービスが各社で行われています。米国株はドルで買うために為替リスクの影響を直接受けます。
そのため毎月や毎週コツコツ買う、定期買付「ドルコスト平均法」は有効な方法です。また少額でも積立ができるので予算に合わせた設定ができます。
一度、定期買付の設定をするとほったらかしで資産運用ができます。証券口座に入金されている限り運用は続きます。
楽天の「かぶツミ」で定期買付する
国内株は100株が売買の単位です。買付資金は大きくなりがち。1株単位で少額、定期積立したいなら楽天証券の「かぶツミ」がおすすめ。その名の通り、「株のつみたて」です。現在、SBI証券には国内株の1株単位積立するサービスはありません。
積立をつづけるなら入金管理が重要です。楽天銀行と楽天証券の口座は連携させられるので、楽天銀行に資金があるなら株式の買い付けができます。
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