世界運用会社大手のステート・ストリートは低コストインデックスファンド「SSGA インデックス・シリーズ・ライト」を、2024年1月11日に設定させました。
ステート・ストリートは高配当系米国ETFで有名な「SPYD」などで知られる運用会社で、バンガードやブラックロックなどと同格です。
今回のライトシリーズは王道のインデックスファンドを、業界最低水準で設定しています。S&P500は信託報酬0.0748%!業界一の資産額を誇るeMAXIS SlimのS&P500でも0.09372%です。
ステート・ストリートの新シリーズから登場する7本のファンドを中心に紹介します。
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SSGA インデックス・シリーズ・ライトの7本!
ナインナップの一覧表
米国株式 | ステート・ストリートS&P500 | 0.0748% | S&P500(配当込み・円換算) |
全世界株式 | ステート・ストリート全世界株式 | 0.0748% | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス (配当込み・円換算) |
先進国株式 | ステート・ストリート・グローバル株式 | 0.0748% | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み・円換算) |
国内株式 | ステート・ストリートTOPIX | 0.1078% | TOPIX(配当込み) |
外国債券 | ステート・ストリートグローバル債券 (隔月分配型) | 0.0638% | FTSE世界国債インデックス(円換算) |
日本債券 | ステート・ストリート国内債券 (隔月分配型) | 0.1078% | NOMURA-BPI総合 |
米国債券 | ステート・ストリート 米国投資適格社債 | 0.2838% | ブルームバーグ米国社債(1-10年)インデックス(円換算) |
7本すべてはNISAの「成長投資枠」の対象です。つみたて投資枠を使えないので、年間非課税投資枠(360万円)をすべて埋めることはできません。
SSGAインデックス・シリーズ・ライトのファンドをどう使う!?
今回のファンドシリーズ・ライトはどの投資信託も業界最安値のコストです。これから投資をはじめる方には、ぴったりのファンドが集まっています。
初心者の方がイチバンつまづきやすいのが、「どの投資信託を買えばいいのか?」という点。簡単にファンドを解説をしていますので、参考にしてください。

- 米国S&P500
世界経済を引っ張る米国に投資をします。多国籍企業がほとんどなので、ある意味全世界に投資しているのと同様です。ファンドの代表格。 - 全世界株(オルカンとも)
47か国(先進国・新興国)の銘柄に分散投資をします。世界に投資するので、どの国の株価が上がるかなど予想は不要。S&P500とともに代表的なファンド。 - 先進国株
全世界株から新興国株を取り除いたもの。約7割は米国株が占めます。安定を求めるならこちら。 - 国内株
TOPIXは東証プライムに上場している全銘柄でできています。日本株は為替の影響を直接受けないので、リスクをあまり取りたくない人に向いています。 - 債券
外国債券は金利が高く、為替リスクを受けるのが特色。日本債券は金利が低いが、直接的な為替リスクを避けられます。分配金がほしいなら債券を選ぶのはあり。
投資家に人気のファンドカテゴリーは、S&P500と全世界株(オルカン)です。長期投資ができる場合は、どちらかを選んでおけば問題なしです!
シリーズ・ライトではないファンドもあるので注意!
「ライト」と名称を付けている事から、ステート・ストリートには同類ファンドシリーズが存在しているのが分かります。
eMAXISにもSlimが付くのと、付かないものがあるのと同じです。「ライト」が付かないのファンドは保有コスト等がかさみます。

以下の商品はライトではないので、手数料が高いです。ファンド名だけではライトか判断しずらいので注意。
米国株式インデックス・ファンド | 0.495 % |
全世界株式インデックス・ファンド | 0.528% |
ステート・ストリート米国社債インデックス・オープン (為替ヘッジあり) | 0.176 % |
ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.066% |
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン | 0.0715% |
ステート・ストリート日本株式インデックス・オープン | 0.088% |
ステート・ストリート日本債券インデックス・オープン | 0.088% |
上のファンドはファンドラップ用投資信託を含んでいます。ファンドラップと「おまかせファンド」で、運用会社に投資方針を伝えて運用を一任するサービスです。
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