【IVV+AGG】SBI「まるっと米国」株式:債券のバランス型をスタート!

資産運用

SBIアセマネは愛称「まるっと米国」バランス型ファンドを開始

SBI証券は「SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)」(愛称:まるっと米国)の募集を2022年3月7日から始めます。

設定日は2022年3月22日(火)となり、資産運用がスタートします!

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SBIアセットマネジメントが運用会社として設計・運用を行います。名称から世界的な運用会社ブラックロックの米国ETFへ投資するものと分かります。

今回は米国株式と米国債券へ均等投資する、国内初のバランスファンド「まるっと米国」の特色を紹介します。

バンガード社の米国ETFに投資する投資信託

「まるっと米国」は米国ETF「iシェアーズS&P500ETF」(IVV)「iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF」(AGG)に投資をするものです。

SBI・V・S&P500(VOO)やV・全米株式(VTI)などと同じように米国ETFで構成される投資信託になります。

米国ETFの情報

iシェアーズS&P500EF(IVV)
米国の大型株上位500銘柄に投資をします。
S&P500種指数への連動を目指します。世界で最もも有名な株価指数の1つです。

iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF(AGG)
米国の投資適格債券市場全体に投資をします。
ブルームバーグ米国総合債券インデックスへの連動を目指します。

米国株50:米国債券50のバランス型ファンド

リスク資産50:安全資産50で構成される「比較的リスク(振れ幅)の低い投信」です。安全資産の割合が比較的高いので、リスクをそれほど取れない方におすすめです。

±10%の割合を超えるとリバランスが行われますので、売買の手間をはぶくことができます。

米国に特化した2資産均等型は国内初になります。ありそうで、なかった投資信託です。似たものは、楽天投信の「楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型)」があります。(全世界株式50:全世界債券50)

投資信託で買う?ETFで買う?

米国ETFで構成される投資信託と聞いて、「コストの安いETFを買った方が良いのでは?」と考える方もいるでしょう。ETFと比較することで、今回の投信のメリットを紹介します!

ETF「IVV」「AGG」の概要

IVVAGG
株価$439.6$109.5
経費率0.03%0.04%
直近配当利回り1.36%1.77%
5年トータル
リターン
15.14%2.46%
Bloombergより(2022/2/25時点)
まるっと米国
信託報酬0.0978%~0.998%
最低投資額100円
当初募集期間2022年3月7日~3月18日
設定日2022年3月22日
設定・運用SBIアセットマネジメント
SBI証券のプレスリリースより

まるっと米国のメリット

少額や設定額で買付ができる

ETFの場合は1株単位で買付になるため、IVVは440ドル・AGGは110ドルずつ必要になります。日本円で合計約63,000円(1ドル115円換算)です。

毎月、毎日など積立をする場合はETFの買い付けは向きません。その点、投信なら毎日100円から購入することができるので投資家の投資方針にそった買い方が可能です。

リバランスが不要の手間いらず

株式50:債券50のアセットアロケーション設定で行くためには、「IVV1:AGG4」の割合で株数を調整する必要があります。当然、株式と債券の値動きは異なります。

そのため、50:50を保つためには売買を繰り返す必要があります。株式が大きくなれば、債券のみを買い増すか株式を売却して債券に充てるなど調整が必要になります。

「まるっと米国」は信託報酬0.1%未満ですが、リバランス調整をファンド内で行います。株価や債券価格を見る必要から解放されるわけです。

節税効果が高く資産形成に向いている

米国ETFでは配当金や分配金が出ます。その都度、税金が約28%かかります(米国10%→日本20%)。配当を再投資するのもありですが、税金分だけ投資効果が弱まります。一般NISAを活用していても、米国10%は課税されます。

投資信託はほぼ分配金を出しません。ファンド内でETFの売買が行われていても、課税されることはありません。投資信託はパフォーマンスを最大化するのに向いています。

超低コストで米国に投資したいなら有望な選択肢!

米国株と米国債券で出来ている「まるっと米国」が向いているのは、

①老後までそれほど期間がない方、②近い将来大きな出費ある方、③債券を組み入れたい方

低コストでSBIは米国特化ファンドを設定します。自分の投資スタイルに合っているか検討してみましょう。

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