住宅ローン控除を13年間受けるためには、新築住宅の場合2021年9月末日までに契約する必要があります。その契約で誰もが気になるのは、「値引き」についてです。ハウスメーカーから工務店まで、交渉次第で数十万から数百万円の値引きを引き出すことができます。
今回は、私が実際に契約した新築注文住宅で効果的だった値引き方法について書きます。住宅や営業、交渉術についての知識はなくても誰でもできる方法を紹介したいと思います!値引きと住宅ローン控除をたくさんもらいましょう。
値引きを引き出しやすい時期とそうではない時期
今回紹介する「値引き術」はすぐに、簡単にできるものですがいつでも同じ効果があるとは限りません。交渉する時期や、契約を予定している日、住宅の完成予定日などにより値引き額の上下があります。
値引きを引きやすい時期
月末や決算月
言わずと知れた、営業マンが数字を出したい時期です。営業をされている方は、契約数により、給料が変動する歩合制であることが多いです。そのため、今月はまだノルマに達していない・あと〇件の契約でインセンティブがある、などの事情を抱えている営業担当には月末などは効果的です。
しかし、かならず決算月が良いと言い切れないようです。実際に営業担当の方から聞いた話ですが、決算月は来客が多く契約をしたい人が多いので、そこまで値引きはしないそうです。少し決算月からずらすのもいい方法のようです。
実際、我が家のセキスイハイムは2月に契約をしました!営業担当が特に、契約を取りたい時期を考える必要があるようです。
値引きを引き出しにくい時期
展示場やモデルハウスに人が集まる時期
ゴールデンウイークや年末などは展示場などに人が集まりやすいために、値引き交渉などは厳しいかもしれません。住宅への需要が高いと判断されると、営業担当も強気に出るかもしれません。
コロナ禍ですが、新しい住宅形式への需要、低金利による資金の豊富さ、ウッドショックなど値下げをしてもらうには厳しい環境だと思います。
誰でもできる値引き術5選
見学会でマイホームを利用してもらう
一番値引き額が大きかったのが、展示会や見学会でマイホームを使ってもらうことです!我が家の場合は、数百万円の値引きが付いてました。
営業担当としても、実際に住んでいる住宅を見てもらった方が契約につながることが多いためこの提案は歓迎されることが多いです。
我が家にも2組ほど見学に来られました。1組は他社とセキスイハイムで契約を迷っておられる方。もう1組はセキスイハイムで契約をして、住宅設備を見に来られました。
滞在時間も小一時間で、それほど大変ということはありません。なお、1組につき5,000~20,000円の謝礼がいただけます。
展示場の店長と営業担当と仲良くしておく
値引きでもっとも重要な人物は「支社長」です。ハウスメーカーや工務店によって、キーパーソンは違いますが誰が権限を持っているのかを知ることは大切です。
セキスイハイムは地方により、いくつかに分かれます。その支社のトップが支社長です。展示場の店長や営業担当とつながりを持てば、支社長に情報が伝わります。加えて、値引き額も大きくしてほしいと担当者が伝えてくれることもあります。
ハイムの場合は、最終見積と契約の時には支社長との面談があるので最後の一押しもできます!
早い段階から1社に絞り込む
住宅メーカーほど、国内に多くあるものはありません。どこと契約をしようかと、各社を回ったり工場見学に行ったりしますが、私は早くから1社に絞り込むことをおすすめします。
営業担当は契約の見込みがないと、住宅提案や値引きに本気を出すことが少ないと思われます。住宅の営業マンは、長い打ち合わせとプラン作成、見積もりなどで大きな労力と時間を使います。その中で契約を取れそうになかったら、値引きは渋ることでしょう。
「契約を本気で考えている、本気で提案と値引きをしてほしい」と伝えることで、良い提案が出てくることが考えられます。
もちろん、「提案に納得しない時は、契約しない」と伝えれば営業担当も中途半端なことはできません。
本契約の直前に、追加の値引きをお願いする
プラン作成との時も値引きをお願いしますが、本契約の直前に交渉するのも効果的です。いわゆる実印を押す手前で、最後のお願いをします。
「ここの金額が少し気になる」「すっきりとした気持ちで契約をしたい」「これを引いてくれたら、実印を押す」
などと加えれば、向こうも契約の一歩手前なので答えてくれることが多いです。私の場合は、20万円~30万円の値引きを支社長からいただきました!
金額値引きが無理なら、オプションやグレードアップで
交渉によっては、住宅価格が下げられないことがあります。そのような時は、金額を変えずにオプションの追加やグレードアップもありですね。
1坪あたり〇万円までのインテリアをサービスする、壁紙クロスにエコカラット(タイル)を加える、など我が家では成功しました。
住宅ほど迷うものはない 納得して契約を!
今回は新築注文住宅の値引き術について、誰でもできるものを紹介しました。大手ハウスメーカーは値引きを前提に見積金額を出しているところが多いので、値引き交渉をしないと損をします。
営業さんも値引きをされて当たり前と思っているので、気兼ねなく交渉しましょう。
住宅は迷いだらけの買い物です。値引きを成功させて、正しい買い物をしたと思えればその後の生活もハッピーですよ!
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