クレジットカードで投資信託を定期積立が可能になった、「SBI証券×三井住友カード」でお得に積立ができる話を以前書きました。今話題になることが多いSBI証券ですが、超低コストのインデックスファンドを開始しました!
SBI・V・S&P500(旧SBI・バンガード・S&P500)、SBI・V・全米株式、SBI・V・米国高配当株式の3つです!
今回は、同じ信託報酬率(年0.0938%程度)のS&P500と全米株式を比べてそれぞれの特色を書きます。どちらに投資した方がいいのか迷っている人の役に立てればと思います!
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとは?
資産運用会社バンガード社のETF(上場投資信託証券)「VOO」に投資することで、米国企業でも特に優れている上場企業のうち500社に投資するものです。「S&P500」というのは米国の代表的な株価指数で、日本で言うところの「日経平均」に近いものです。
世界の中でもっとも有名な株価指数と言っても過言ではありません。米国で勢いのある銘柄で構成されているため、右肩上がりで指数を上げてきました。
なお、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。4,000銘柄のうち500銘柄ほどで市場のほとんどをカバーできるぐらい銘柄の時価総額に偏りがあります。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドとは?
こちらもバンガード社のETF「VTI」に投資することで、全米株式約4,000銘柄に投資するものです。今、世界経済を引っ張り世界中の生活を変えている米国企業に投資するもので先ほどの「S&P500」を含んでいるものと言えばいいでしょう。
連動するように設定しているのは「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」です。S&P500に比べあまり有名ではないかも知れませんが、日本でのTOPIXに近いです。
2つの連動指数を比べてみる
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは設定間もないので実績がありません。そのため2つの投資信託を比較するために、ベンチマーク(連動指数)を比べました。ベンチマークとの乖離はほとんどないと思うので、同じような基準価額になります。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスは指数として歴史が浅いので過去5年間で比べました。S&P500はプラス102.97%に比べ、CRSP US TMIはプラス104.55%と全米株価指数が少し勝っています。
短期的に見た場合はそれほど差はないと思います。全米株式にS&P500が含まれており、約80%はS&P500銘柄です。ほとんど同じような動きをします。
注意としては、S&P500はハイテク株が大きな割合を占めていますので、今後GAFAMの株価が上がると2つの指数差は開くことでしょう。
【結論】S&P500は短中期、全米株式は長期向き
今もっとも人気があり、流行っているS&P500ですがそのほとんどはハイテク株です。20年、30年もハイテク株が好調と言う保証はありません。いつかは値崩れを起こすと思います。
今回のSBI・Vシリーズで、S&P500か全米株式のどちらの投資信託を買えばいいのか結論を出すと、
長期の運用ならSBI・V・全米株式・インデックス・ファンド
短中期の運用ならSBI・V・S&P500・インデックス・ファンド
になります。どちらも同じような値動きをすると思いますが、全米株式の方がセクターの構成の関係でマイルドな動きになると思います。
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