銀行に預金すると利子がもらえますが、株式を証券会社に預けると貸株金利がもえらるのを知ってましたか?国内株や外国株などを持っている人は知るべき仕組み「貸株」。お得なのに、あまり知られていない仕組みです。
各社が設定した貸株金利を毎月受け取れます!例えば、日本たばこ産業(JT)なら年率0.1%で、毎月0.1%/12の金利を受け取ることができます。無リスクで金利0.1%を受け取ることができるのです。
Xserverドメイン今回は初心者投資家などには、あまり知られていない「貸株制度」について解説していきます。金融の世界は知って得する、知らなくて損をすることが多いです。今回もその一例!
国内株は0.1%~、外国株なら0.01%の貸出金利が付く!
「貸株制度」はその名の通り、持っている株式やETFを証券会社に貸すことです。銀行に預金するのと同じです。証券会社の場合は、それを投資家に貸し出して金利を取ります。空売りなどは、証券会社が株式を貸し出すことで成り立ちます。
貸し出した株式に応じた金利を受け取ることができます。銀行の預金利率に比べれば、高い利率です。国内株では0.1%~、外国株では0.01%~で、国内株は特に高いです。ETFも貸し出すことができるので、経費率の相殺に用いることができます!
貸株金利は毎月受け取ることができます。金利を受け取ったからと言って、株価が下がるわけでもないので安心して受け取れます。投資信託の分配金とは違います。
貸株金利は証券会社によって異なります。中には1.0%や10.0%を超える銘柄がありますが、まれです。ほとんど国内株は0.1%、外国株は0.01%です。
「貸株制度」の気になること
- 貸すと配当金や株主優待はなくなるの?
配当金は貸し出し中も株主に支払われます。貸しているからと言って、配当金が減額するわけではありません。
株主優待は確定日に、株式を保有している必要があります。証券会社は確定日前に株式を一時的に返却するなど、サービスに工夫をしています。 - 貸すと売却ができないの?
株式の売却はいつも通りできます。貸しているからと言って、売却前に特別な申請が必要というわけではありません。 - 貸し出すことのデメリットは?
外国株を貸して、利子を受け取っても外国税額控除を受けられません。またNISA口座に入っている株式を貸し出すことができない、などあります。
米国株式を貸株できるのはSBI証券だけ!貸株では一歩リード
SBI証券では米国貸株サービス「カストック」があります。国内証券で米国株式を貸株できるのは、SBIだけです。国内株より米国株を多く持っている方も多いでしょうから、カストックを考えてみてください。
公式サイト:米国貸し株サービス「カストック」
その他の証券会社では、国内株の貸株制度を利用できます。銘柄によって金利が違うので、検索して調べましょう。
SBI証券:貸株サービス適用金利一覧
楽天証券:貸出金利(年率)
GMOクリック証券:貸株サービス金利一覧
売らない株式やETFがあるなら貸株した方が絶対得
貸株をするデメリットは、配当所得にならないことがある・株主長期優待が受けられない可能性がある・投資者保護基金の対象とならない、ぐらいです。
デイトレートのように頻繁に売買を繰り返すなら貸株は不要ですが、数年に渡って株式を持ち続けるなら貸株はお得な仕組みです。
インターネットでお得に取引!松井証券国内株では0.1%~の貸株金利があるので、利回りがその分上昇します。金利は証券口座に入金されるので、再投資すればリターンが大きくなります。
売らない株式があるなら「貸株制度」を使いましょう!
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