投資信託と言えば、信託報酬は発生するもので買付時にコストの比較を必ず行います。しかし、信託報酬がゼロの投信を知っていますか?
それは野村アセットの「野村スリーゼロ先進国株式投信」です!信託報酬や買付時、売却時の手数料は発生しません。
今回は、投資信託の中でも異彩を放つ「野村スリーゼロ」の中身を紹介します!
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野村スリーゼロ先進国株式投資は「先進国株」
先進国株=全世界株ー新興国株で安定力がある!
野村スリーゼロは先進国株に投資をするものです。日本は先進国ですが、日本を除いた先進国22か国に投資をします。
組入される国は多いですが、ほぼ米国でイギリス、カナダが味付け程度に入っています。
先進国株は、新興国株を含んでいないという特色があります!中国やロシア、ギリシャなどを含むため投資家に好き嫌いが生じます。政治的リスクがあるので、新興国を省きたい!という方に先進国はおすすめです。
新興国のような爆発力はありませんが、米国を中心とした安定力が魅力です!
主な資産構成と投資先
国別に見るとアメリカが約7割を占めており、銘柄も米国を代表する多国籍企業です。有名なインデックスファンドには必ず含まれる銘柄ですね。
銘柄名 | 業種 | 比率 |
アップル | コンピュータ | 4.5% |
マイクロソフト | ソフトウェア | 3.4% |
アマゾン | 通信販売 | 1.8% |
アルファベットA | ネットサービス | 1.1% |
アルファベットC | ネットサービス | 1.1% |
エヌビディア | 半導体 | 0.9% |
エリクソンモービル | 石油 | 0.9% |
ユナイテッドヘルス | ヘルスケア | 0.9% |
テスラ | 自動車 | 0.9% |
ジョンソンエンドジョンソン | 医薬品 | 0.8% |
投資先 | 比率 |
アメリカ | 70.8% |
イギリス | 4.6% |
カナダ | 3.6% |
フランス | 3.6% |
スイス | 3.0% |
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なぜコストをゼロにできるのか?
投資信託では当たり前にかかるコスト、信託報酬。野村スリーゼロではかかりません。なぜかからないかと言うと、投資信託を広めるための宣伝です。
野村アセットの幹部は若年層に投資を広めるため、認知してもらうための商品だということを言っています。野村スリーゼロを入り口として、さまざまな投資商品を買ってもらいたいという思惑があります。
その中で、野村スリーゼロ先進国株式投信のコストについて注意があります。信託報酬がかからないのは2030年12月31日までです!それ以降は、年0.11%の信託報酬がかかります。それでも低コストです。
交付目論見書の運用管理費用でしっかりと明記されています。
デメリットは販売会社が2社のみ
野村スリーゼロ先進国株式投信は、野村證券とLINE証券のみの販売です。販売会社が広がっても、信託報酬等がゼロなので販売会社の取り分はないためです。
あくまでも、積立投資や投資信託を広げるための商品なのです。
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