2023年の後半に設定されて注目ファンドを2本紹介します。どちらも新NISAの成長投資枠の対象で、投資家のニーズに応えるものです。
ニッセイアセットから出された米国連続増配ファンドとインベストからの「世界のベスト」(奇数月決算型)です。どちらも投資家に人気のある連続増配と隔月型分配のカテゴリーです。
新NISAがスタート!インデックスもアクティブも優秀ぞろい!
ニッセイ・S米国連続増配株式インデックス・ファンド
投資家に人気がある株式タイプに「連続増配株式」があります。特に25年以上、連続で増配している銘柄を「配当貴族」と言ったりします。その貴族たちを集めたのが、このファンドです。
ファンド名 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国連続増配株式インデックスファンド |
ベンチマーク | Solactive United States Dividend Eliteインデックス |
信託報酬 | 0.11%(税込み) |
設定日 | 2023年12月18日 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント |
ニッセイはライセンス使用料を抑えるために、S&P500を使わずソラクティブ社のGBS ユナイテッドステイツ500を使っています。低コスト版S&P500インデックス・ファンドは以前運用が開始されました。
詳細記事はこちら:【新投信】ニッセイより米国500社に投資するファンドが登場!S&P500よりローコスト
Dividend Elite インデックスは時価総額上位500のうち、連続増配25年以上続けている銘柄で構成されています。これもS&P500配当貴族指数(S&P500 Dividend Aristocrats)と同類の指数で、低コストの指数を使用しています。
構成銘柄やセクターの内訳などニッセイのウェブが詳しいです。
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり・なし>(奇数月決算型)
日本でもっとも売れているアクティブファンドの1つが愛称「世界のベスト」と呼ばれるファンドで、このファンドはその奇数月分配型です。信託報酬は1.9%と決して安くはありませんが、1兆1,400億円超を集めています。(2023年12月時点)
ファンドの特色は、先進国株式(日本含む)の中で割安で成長性がある銘柄40~50に集中投資することです。日本では20年以上運用が続けられている老舗ファンドです。
ファンド名 | インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり/なし>(奇数月決算型) |
ベンチマーク | MSCIワールド・インデックス(配当込み) |
信託報酬 | 1.903%(税込み) |
購入時売却時 | 購入時手数料 3.3%以下 信託財産留保額 0.3% |
設定日 | 2023年9月22日 |
運用会社 | インベスコ・アセット・マネジメント |
ファンドマネージャーが先進国株の中から割安で成長性のある銘柄を厳選します。アメリカは45%ほどで、それほど高い割合ではありません。
新NISAの成長投資枠を使ってニーズを満たす
つみたて投資枠ではなく成長投資枠を使う方法
つみたて投資枠で投資するには、指定された株価指数に連動するインデックスファンド(投資信託)を買う必要があります。日経平均やTOPIX、S&P500、MSCIコクサイなどに合わせて設計されたファンドである必要があります。
しかし、今回の世界のベストはもちろんソラクティブ配当貴族指数に連動するファンドはつみたて投資枠の対象ではありません。つみたて投資枠を満たさないと、成長投資枠を使えないということはありません。
こんな方におすすめ!
S&P500よりリスクを下げたい、下落局面でも落ち込みを下げたいなら、
ニッセイ・S米国連続増配株式インデックスファンド
まとまった資金があり期的な収入がほしい、年金と合わせて毎月収入がほしいなら、
世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり・なし>(奇数月決算型)←ヘッジはどちらでも
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