世界最大級の運用会社ブラックロックは、2024年1月18日に新しい東証ETFを上場させる予定です。
注目は「iシェアーズ 米国高配当株 ETF」で、米国ETF「HDV」の東証版です!高配当株ETFの代表格の一つで、分配利回りは約4%ほどで値上がりも期待できます。
さらに「iシェアーズ 米国連続増配株 ETF」も加わり、成長性と高利回りに期待が持てる上場投信となっています。今回は2本のファンドを見ていきます。
東証ETFに積極的なブラックロックから米国株ETFがリリース
2本のファンドはともに米国株に投資をするもので、名称が似ています。高配当株と連続増配株は個人投資家に特に人気があるカテゴリーです。
「米国高配当株」「米国連続増配株」ファンドの比較
iシェアーズ 米国高配当株 ETF | 投信名 | iシェアーズ 米国連続増配株 ETF |
2013 | 銘柄コード | 2014 |
Morningstar配当利回りフォーカス指数 (税引後配当込み、国内投信用、円建て) | 連動指数 | Morningstar米国配当成長株式指数 (税引後配当込み、国内投信用、円建て) |
0.1212%程度 | 信託報酬 | 0.1212%程度 |
なし | 為替ヘッジ | なし |
現在、東証ETFの中で米国高配当株や連続増配株に投資するものはありません!S&P500やオルカン、先進国株などはありますが、米国高配当系はありません。
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米国ETFに高配当株や連続増配株へ投資するファンドはいくつかあります。米国ETF「HDV」の日本版が今回、上場するわけです。HDVと経費率はそれほど変わらないので、東証ETF版も選択肢に入ります。
米国高配当株
VYM バンガード米国高配当株式ETF 経費率0.06%
HDV iシェアーズ・コア高配当株ETF 経費率0.08%
SPYD SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF 経費率0.07%
米国連続増配株
VIG バンガード米国増配株式ETF 経費率0.06%
ブラックロックの主な東証ETF
ブラックロックから上場しているETFには、国内株、外国株、国内債券、外国債券、リートのカテゴリーがあります。
コード | 投信名 | 信託報酬 | 分配利回り |
1478 | iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF | 年0.2090% | 2.25% |
1655 | iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF | 年0.077%程度 | 1.12% |
2258 | iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF | 年0.1900%程度 | - |
2256 | iシェアーズ 米国総合債券 ETF | 年0.088%程度 | - |
1475 | iシェアーズ・コア TOPIX ETF | 年0.0450%以内 | 1.92% |
1329 | iシェアーズ・コア 日経225 ETF | 年0.0495%以内 | 1.72% |
徹底的に低コストにこだわっているため、信託報酬は0.1%未満のものが多いです。今からETFを買う人でiシェアーズを選ぶ人は多いです。
新NISAで投資信託か?東証ETFか?
来年の上場予定のため、新NISAの成長投資枠の対象と確定はしていませんが、ほぼ間違いなく対象となります。指定されている連動指数だからです。
ETFは成長投資枠を活用することになります。投資信託(インデックスファンド )ではなく、東証ETFが向いている方は以下の方です。
分配金がほしいなら東証ETF
インデックスファンドは分配金を出さずに、ファンド内で再投資することでリターンを最大化します。投資効率がいいわけです。しかし、分配金を出さないので売却しない限り金銭的な変化は生活で起こりません。
投資信託の分配金と異なり、ETFの分配金は元本の取り崩しではありません。投資元本を守りながら、分配金を受け取ることで生活費の足しにすることができます。
今回の米国高配当株ETFなら、3~4%の利回りが期待できます。また米国株なので決算は年4回あり、受け取る回数も日本株より多いのが魅力です。
円建てで管理しやすいのは東証ETF
米国ETFは投資家に人気がありますが、ドル建てです。為替を気にしながら、ドル転(円をドルに替える)します。為替の数字にどうしても目が行ってしまうので、時には心理的ストレスに…
同じ米国株に投資するにしても、円建てなら為替のストレスから解放されます!長期投資を続けるには、手間をかけないことと無用なストレスを感じないことは重要。
また円建てなので買い付けの計算がしやすいです。毎月5万円など定額にすることができるので、新NISAの非課税枠をきっちり使い切れます。
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